「DARK13 踊るゾンビ学校」第1話の感想|設定のクセが強いのに、気付いたら引き込まれてた【ネタバレなし】

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最初に出てくる場所からして、もう世界観がかなり独特で、現実とあの世の境目みたいな教室って時点で不思議な空気。
廃墟っぽいのに学校っぽくて、どこか遊園地のお化け屋敷みたいな感覚もあって、目に入る情報がずっと忙しい。

そこに集められる人たちの理由も、わりと生々しくて、ただのファンタジーじゃ終わらせない感じがする。
軽そうに見えて、意外と人間のダメな部分をちゃんと突いてくるのが、このドラマの第一印象だった。

案内役コンビの温度差がクセになる

マウス(前田拳太郎さん)とビーフ(八木将康さん)の立ち位置が分かりやすくて、説明役なのにキャラがちゃんと立ってる。
淡々としてるのにどこか煽ってくる感じと、圧だけで場を支配する感じの組み合わせが妙にしっくりくる。

怖いはずの場所なのに、この2人が出てくると少しだけ空気がゆるむ瞬間があって、そこが逆に不安を強めてくる。
優しくないけど、ちゃんと役割は果たしてる感じがして、信用していいのか分からない立ち位置なのも気になるところ。

ゾンビなのに、全員キャラが濃すぎる

担任役として選ばれるゾンビたち、見た目のインパクトもすごいけど、動きと表情で性格まで伝わってくるのが面白い。
しゃべらなくても何となく分かるタイプの個性が揃ってて、画面がずっと賑やか。

しかも、その“特殊能力”の使い方がただの演出じゃなくて、ちゃんと物語を動かす役割になってるのが意外だった。
可愛いとか怖いとかの前に、普通に展開に関わってくる存在なのが、この作品らしいところだと思う。

ケンカの理由が、だんだん重たくなってくる

最初はただの言い争いに見えるのに、能力の影響で少しずつ背景が見えてくる流れが、思ったよりもしんどい。
どっちが正しいかって話なのに、どっちも簡単には否定できない事情が出てくるのがつらい。

コメディっぽいテンポなのに、内容は普通に人間ドラマで、気持ちの切り替えが追いつかなくなる瞬間がある。
笑っていいのか、真剣に見るべきなのか分からない境界線をずっと歩かされてる感じがする。

最後に出てくる存在が、全部持っていく

校長先生と呼ばれる仁(橘ケンチさん)が登場した瞬間、空気が一気に変わるのが分かる。
それまでのドタバタが嘘みたいに、場が締まる感じがして、ここが本当の裁きの場所なんだって実感する。

言葉は多くないのに、視線と間だけで全部伝えてくるタイプで、正直ちょっと怖い。
この人が最終的に何を基準に判断しているのか、そこがずっと引っかかる終わり方だった。

全体的に設定はぶっ飛んでるのに、扱ってるテーマはかなり現実的で、そのギャップがクセになる。
ホラーっぽさもあるけど、どちらかというと人間観察ドラマを見てる感覚に近くて、意外と感情が動く第1話だった。