第1話、仕事ドラマのはずなのに、テンポが良すぎて体感が短い。
米田正子(松嶋菜々子さん)が歩くだけで場の空気が整う感じ、最初の数分で信頼が完成するのがすごい。
専門用語が飛び交っても置いていかれない作りで、頭は忙しいのに気分は軽い。
クセありメンバーが集まる流れも早くて、チームもののワクワクがすぐに立ち上がる。
タイトルがトレンド入りするのも納得の滑り出しだった。
米田正子(松嶋菜々子さん)の正義とお米愛の振れ幅
正子は「正しく集めて、正しく使う」を本気で貫く人で、脱税者に対する目が一切ぶれない。
なのに、職場に釜を持ち込んで米を炊いたり、居酒屋で日本酒飲みながら「お米を感じる~!」ってなるのが急に可愛い。
このギャップが、堅いだけの正義じゃなくて、人間味のある信念として伝わってくる。
松嶋菜々子さんの声のトーンが落ち着いてるから、コミカルな場面でも浮かないのが不思議。
強さとゆるさが同時に成立してる主人公、見ていて安心感がある。
集められたメンバーが全員ちょっと変で頼もしい
東大卒の財務省キャリア・笹野耕一(佐野勇斗さん)は、数字と構造で一気に切り込むタイプ。
ワークライフバランス重視の俵優香(長濱ねるさん)は、定時主義なのに人の心を掴むのが上手い。
強運だけが取り柄の古町豊作(高橋克実さん)は、場の空気を和らげつつ肝心なところで効いてくる。
全員が出世に興味ないって設定が、チームの方向を一つにしてる感じがして好き。
正子のもとに「面白そう」で集まってくるのも、この部署らしい温度だった。
セミナー潜入からパーティーまでの流れがスピーディー
高齢者向けセミナーに違和感を覚えて潜入する流れが、疑いから行動まで一直線で迷いがない。
上からの圧で一度は止まりかけるのに、現金の動きを掴むためにパーティーに踏み込む判断が早い。
最初は誰も乗り気じゃないのに、当日になったら全員が別ルートで会場に入り込んでるのが痛快。
それぞれの役割が自然に分担されてて、初回なのにチーム感が完成してる。
作戦会議より現場で動くタイプの部署って感じが、画面から伝わってくる。
水槽のトリックと、それを見抜く連携が気持ちいい
残り時間が減っていく中で見つからない焦り、あの空気の張りつめ方がリアル。
会場マップから不審なスペースを見つける笹野(佐野勇斗さん)の視点がまず効いてくる。
そこから魚の動きがおかしいって気づく豊作(高橋克実さん)の勘がつながる流れがきれい。
ホログラムの水槽が金庫でした、ってオチも派手すぎず、でもちゃんと驚きがある。
能力の違う人たちが同じゴールを見ると強いって、王道だけどやっぱり気持ちいい。
ラストの視線が示す、もう一段深い目的
事件が片付いて居酒屋で一息つく空気、そこでテレビに映る人物を正子がじっと見る。
あの視線の冷たさで、今回の件がゴールじゃないって一瞬で分かるのが上手い。
ザッコクを立ち上げた理由が、もっと個人的で根の深いところにありそうな匂わせ。
勧善懲悪で終わらせない構図が見えたことで、物語のスケールが一段広がった。
次の回から、チームの仕事と正子の因縁がどう絡むのか気になって仕方ない。
まとめ
第1話は、仕事ドラマとしての爽快感と、連続ドラマとしての引きが両立してた。
米田正子(松嶋菜々子さん)の存在感が軸になって、笹野(佐野勇斗さん)、優香(長濱ねるさん)、豊作(高橋克実さん)の個性がきれいに回り出す。
クセありなのに方向は同じ、っていうチームの形がもう出来上がってるのが強い。
軽快なのに浅くない感じで、続きへの期待が素直に残るスタートだった。
(ゆめのん)

