第1話、最初は普通の家族ドラマみたいで、画面の温度もやさしくて安心してた。
鷲尾武尊(勝地涼さん)と美羽(瀧本美織さん)、娘たちと過ごす時間が本当に穏やかで、余計に油断する。
だから詩音の誕生日が近づくにつれて、幸せな空気が逆にフラグみたいに見えてきて、胸がざわっとする。
このドラマ、最初の静けさがそのまま後半の衝撃を強くしてくる作りで、感情の落差がかなりきつい。
ゴミ箱の中の携帯で一気に現実に引き戻される
約束の時間になっても帰らない詩音を探して、公園に向かう武尊の足取りがだんだん速くなる。
そこで見つかるのが、ゴミ箱に捨てられた詩音の携帯電話っていうのが、もう嫌な予感しかない。
美羽が必死に連絡を取っても行方が分からなくて、画面全体が重くなる。
家族の会話も少なくなって、音だけがやけに大きく聞こえる演出が不安をあおってくる。
「もしかして」じゃなくて、「もう起きてる」って分かる瞬間が、かなりしんどい。
電話一本で世界がひっくり返る感じ
詩音の携帯にかかってきた着信で、空気が完全に変わる。
「娘さんを誘拐しました。警察に言ったら殺します」って言葉が、あまりにも直球で冷たい。
しかも拘束された詩音の動画が送られてくる流れ、現実感が強すぎて見てる側も息が詰まる。
さらに「無事に帰ったと周囲に伝えろ」って指示まで出されて、選択肢がどんどん奪われていく。
武尊(勝地涼さん)と美羽(瀧本美織さん)が要求に従うしかない状況が、逃げ場なさすぎて怖い。
身代金じゃなくて“別の子ども”という要求の重さ
犯人が求めたのが金じゃなくて、有馬英二(桐山照史さん)の息子・蒼空の誘拐って分かった瞬間、思考が止まる。
娘を助けるために、他人の子どもをさらえって言われる構図が、精神的にえぐすぎる。
刑事だった過去を持つ武尊にこの選択を迫るの、完全に心を折りに来てる感じがする。
罪を背負う覚悟を決めるまでの間が短いのも、追い詰められてる証拠みたいでつらい。
正義と家族、どっちも守れない状況に押し込まれるのが、このドラマの一番しんどいところ。
8年前の事件が今につながっている気配
回想で出てくる過去の誘拐事件、武尊の手が震えて犯人を確保できなかった場面が刺さる。
母親に泣き崩れられて土下座する姿まで映るの、かなりきつい描写。
熊守壮亮(浅香航大さん)が「あれから8年か」と言う場面で、時間が経っても傷が消えてないのが分かる。
今起きている誘拐と、過去の事件がどこかでつながってそうな匂わせが強い。
犯人の目的が復讐なのか、それとも別の計画なのか、考え始めると止まらなくなる。
蒼空の違和感が静かに積み重なるのが怖い
誘拐された蒼空の様子が、ただ怯えているだけじゃないのが気になる。
黒い丸をずっと描いていたり、詩音の絵を破って何度も謝ったり、行動がどこか不自然。
美羽がその違和感に気づいている描写も、これからの展開に関係してきそうで落ち着かない。
被害者であるはずの子どもにも、別の闇があるかもしれないって示されるのが重い。
誘拐が単純な事件じゃないって、ここでもう一段深く突き落とされる感じがする。
まとめ
第1話は、幸せな家族の風景から一気に極限状態へ落とす構成がかなり強烈だった。
鷲尾武尊(勝地涼さん)と美羽(瀧本美織さん)が選ばされる道が、どれも正解じゃないのがつらい。
過去の事件、蒼空の違和感、犯人の目的、全部がまだ霧の中で、不安だけが積み上がっていく。
考察したくなる要素が多すぎて、気持ちは重いのに続きが気になってしまうタイプの始まり方だった。
(ゆめのん)

