完璧すぎる日常が、少しずつズレていく感じ
冬木こずえ(篠原涼子さん)、最初の登場からもう「規律そのもの」って空気で、姿勢も視線も一切ブレないのが逆にこわいくらい。
感情を切り離して仕事をしてる感じが徹底してて、見てる側まで背筋が伸びる。
でも、その完璧さがあるからこそ、ほんの一瞬の動揺がめちゃくちゃ目立つのがつらい。
「はずだった」って言葉が似合いすぎるくらい、ここから何かが崩れるって予感だけが先に来て、落ち着かないまま見続ける感じになる。
怜治の存在が、画面の温度を一気に変える
日下怜治(ジェシーさん)が現れた瞬間、空気が変わるのがわかるのすごかった。
視線ひとつで周囲を威圧してるのに、どこか危うくて、ただの「怖い人」じゃ終わらない感じが最初からしてる。
問題を起こしていく流れも、ありがちな荒れ方じゃなくて、ちゃんと意味がありそうで、全部が後につながってきそうな雰囲気。
こずえ(篠原涼子さん)が平静を保とうとするほど、逆に心の中が騒がしくなってるのが伝わってきて、見てて苦しくなる。
過去の気配が、ずっと背後に張りついてる
はっきり語られないのに、こずえの過去がずっと画面の端に映ってるみたいな感覚があって、落ち着いて見られない。
思い出したくない記憶って、こういうふうに不意に割り込んでくるよね、ってリアルさがある。
そこに関わってくる佐伯雄介(藤木直人さん)の立ち位置も絶妙で、正しそうなのに安心しきれない感じがまた不穏。
誰の言葉を信じればいいのか、どの視点で見ればいいのか、わざと迷わせてくる構成なのがしんどいけどクセになる。
タイトルの意味が、あとからじわじわ来るタイプ
最初は刺激強めのタイトルだなって思ってたのに、第1話を見終わる頃には、もう全然軽く聞こえなくなってるのがこわい。
感情が殴られて、ふらついたまま判断してしまう瞬間が、この先いくつも来そうな気配しかしない。
後から思い返すと、最初の何気ない視線とか、普通に聞こえた台詞とかが、全部意味を持ってくるタイプの作品だってわかる回で、
「あの時点でもう始まってたんだ」って思わされる場面がきっと出てくるやつ。
まさかあの関係が、って言いたくなるポイントがちゃんと仕込まれてるの、見終わった人なら伝わると思う。

