崖っぷちアラサー女子・汐川未来(志田未来さん)の毎日が、ある夜を境に一気に方向転換していく第1話。夢と現実の間で揺れてる感じがリアルすぎて、笑えるのに胸の奥がちょっと苦しくなる不思議な空気から始まるのが、このドラマらしくて好き。
夢を追う姿が、ちゃんと報われなくて刺さる
劇団で舞台に立って、バイトもして、オーディションにも挑んでる未来(志田未来さん)。頑張ってるのに結果がついてこない感じが、画面越しでもひしひし伝わってきて、落選通知を見たあとの表情がほんとにリアル。後輩の矢野真(兵頭功海さん)がまぶしく見える瞬間とか、元恋人の吉沢将生(塩野瑛久さん)との距離感とか、言葉にしない感情が積もっていく描写が地味に効いてくる。
雷とともに現れる「ママ」呼びの衝撃
レモンサワー片手に現実逃避してた夜、突然の雷鳴と閃光、そして現れる小さな男の子。ここ、展開としてはファンタジーなのに、未来(志田未来さん)の混乱っぷりがあまりにも現実的で、笑いながらも感情が置いていかれないのがすごい。颯太(天野優くん)が「ママ」って呼ぶたびに、未来の顔が微妙に引きつっていくの、あのテンポ感ほんとに忘れられない。
タイムスリップ設定なのに、感情はめちゃくちゃ地に足ついてる
2036年から来た息子、目的はパパとの仲直り。その設定だけ聞くとドタバタ系なのに、実際の描き方はかなり繊細で、未来(志田未来さん)が「母親」って役割をいきなり突きつけられる戸惑いがちゃんと重たい。颯太(天野優くん)のまっすぐさが可愛いだけじゃなくて、時々すごく大人びて見える瞬間があって、ここ、後から思い返すと意味深だったなってなるシーンがいくつもある。
再会シーンの空気が、もう運命って感じ
同級生で保育士の松岡優太(小瀧望さん)との再会、ここで一気に物語の色が変わる。偶然なのに必然みたいな空気が漂ってて、視線の交わし方とか間の取り方が妙にドラマチック。まさかあの人物が…!ってタイプの驚きとは違うけど、「あ、ここから全部動き出すやつだ」って直感的にわかる瞬間で、全話見終わった今でもこの再会の場面はかなり印象に残ってる。
軽やかだけど、テーマは意外と深め
コメディっぽいテンポで進むのに、夢を諦めるタイミングとか、家族って何なのかとか、将来の選択が今の自分に返ってくる感じとか、テーマはけっこう刺さる。第1話の時点で、すでに伏線っぽいセリフや視線が散りばめられてて、あの場面の衝撃は忘れられないって後で言いたくなるタイプのスタート。ほんわかしてるのに、ちゃんと心をつかんでくるのがずるい。

