「テミスの不確かな法廷」第2話の感想|信じたい気持ちと、揺るがない事実【ネタバレなし】

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第1話の余韻がまだ残ってるところに、この第2話は感情の置き場を静かに揺らしてくる回。法廷ドラマなのに、派手な論戦よりも“選択”の重さが前に出てきて、見終わったあともしばらく考えちゃうタイプの空気が続く。

依頼人を信じることの、あたたかさと危うさ

傷害事件の被告・栗田奈央(山時聡真くん)を弁護する小野崎(鳴海唯さん)。最初は正当防衛という主張をまっすぐ受け止めて寄り添う姿勢で、そこに迷いがないのが逆に切ない。弁護士として当然の姿勢なんだけど、目撃証言に感じる小さな違和感が、じわじわ不安を広げていく感じがリアルで、表情の変化がほんとに細かい。

現場で交わる視線が、意味深すぎる

調査で向かった現場で、まさかの裁判官・安堂(松山ケンイチさん)と遭遇する流れ。しかも“不審者扱い”っていう状況がちょっと皮肉で、立場の違う二人が同じ疑問にたどり着く瞬間の空気が、静かなのに緊張感すごい。会話のテンポも間も全部計算されてて、ここ、後から思い返すとすごく大事な場面だったなってなるやつ。

優しさが、そのまま正しさじゃない瞬間

調べれば調べるほど、被告に不利な事実が顔を出してくる展開がしんどい。依頼人を守ることと、真実を明らかにすること、その間で小野崎(鳴海唯さん)が揺れる姿が、きれいごとじゃなく描かれてるのが刺さる。正しい選択って何、って簡単に言えない状況で、あの沈黙の時間が続くの、あの場面の衝撃は忘れられない。

安堂という存在が放つ、不思議な圧

裁判官なのに、どこか傍観者みたいな距離感で事件を見ている安堂(松山ケンイチさん)。感情を表に出さないのに、視線だけで全部分かってそうな雰囲気があって、発する言葉が少ないぶん重たい。まさかあの人物が…!って方向の驚きじゃなくて、「この人、何を背負ってるんだろう」って気持ちがずっと残るタイプの存在感で、物語全体の温度を下げてくるのが上手い。

法廷に立つ前から、もう裁かれている感じ

まだ本格的な裁判シーンじゃないのに、すでに誰かの人生が決まっていく感覚があって、それがすごく苦しい。証言、現場、関係者の態度、その全部が少しずつ同じ方向を指し始めて、逃げ道が消えていくみたいな構成になってる。全話見終わった今だからこそ言えるけど、第2話のこの違和感と重さ、ちゃんと後半まで効いてくる。