病院の静かな廊下から始まる第1話、空気がもう重たくて、でも不思議と目が離せなくなる導入。生きる側と、死に向き合う側、その両方が同じ場所にいるっていう設定だけで、感情がざわっとするのに、そこに交差してくる二人の人生が想像以上に刺さってくる。
余命宣告を受ける葬儀屋という皮肉
ベテラン葬儀屋の嗣江宗助(柿澤勇人さん)が、自分の余命を告げられる場面、淡々としてるのに逆に怖い。死と一番近い仕事をしてきた人が、いよいよ自分の番になるっていう構図が重たくて、表情の動かなさが逆に感情を全部持っていく感じ。ここ、派手な演出がないぶん、後からじわじわ効いてくるタイプの始まり方。
営業マンの疲れ切った背中がリアルすぎる
医療器具メーカーの営業・梵孝太郎(西山潤さん)、医師の顔色をうかがって、数字に追われて、自分の感情を置き去りにしてる感じがすごく伝わってくる。ベンチで座り込むあの姿、誰にも見せない弱さがそのまま外に出ちゃった瞬間みたいで、見てる側までちょっと息苦しくなる。
ベンチでの会話が、いきなり心をえぐってくる
ジャージ姿の男=嗣江(柿澤勇人さん)とのやり取り、最初はちょっと乱暴で失礼なくらいなのに、その一言一言がやたら核心突いてくるのが怖い。「死体よりよっぽど死んだ様な顔」って、軽口みたいなのに、梵(西山潤さん)にはめちゃくちゃ刺さってるのが表情で分かって、ここ、あの場面の衝撃は忘れられない。
一気に現実が襲ってくる、夜の出来事
その日のうちに母親が急逝する展開、あまりにも突然で、感情の整理が追いつかないまま物語が進んでいくのがしんどい。取り乱す梵(西山潤さん)の姿が生々しくて、さっきまでの営業マンの顔が完全に消えてるのがつらい。そして、紹介された葬儀屋として現れるのが、あの男だったって分かった瞬間の空気、言葉にしなくても全部伝わる感じがすごい。
偶然に見えて、どこか必然みたいな出会い
余命宣告を受けた葬儀屋と、突然家族を失った営業マン。この二人が出会う意味が、第1話の時点でもう重たくて、でも物語としてはすごく静かに始まってるのが印象的。まさかあの人物が…!ってタイプの驚きじゃなくて、「この出会い、簡単には終わらないやつだ」って直感的に分かる感じで、全話見終わった今でも、ここが全部の起点だったってはっきり思い出せる。
生き方を問われるドラマの入り口として、強すぎる
誰が悪いとか、誰が正しいとかじゃなくて、「どう生きるか」をいきなり突きつけてくる構成がかなり強烈。派手な事件は起きてないのに、心の中ではずっと何かが崩れていく感覚があって、静かなのに重たい余韻が残る第1話だった。

