ゲームショーの華やかなステージから始まるのに、気づいたらずっと胸の奥が重たいまま進んでいく第1話。キラキラした業界の光と、消えない過去の影が同時に映ってて、そのコントラストが最初から強烈だった。
いきなり爆弾を落とす宣言シーンの緊張感
新作ゲーム発表の場で、新城大輝(北山宏光さん)が突然ぶち込む“アキバの神隠し”を題材にした実写ゲームの話。会場のざわつきと、高澤(淵上泰史さん)の表情が一気に変わるあの瞬間、空気がピリッと張りつめる感じがすごい。成功してるクリエイターの大胆発表、ってだけじゃ片付けられない重さがあって、ここで既に「普通のエンタメじゃ終わらない」って分かる。
妹に向けられるカメラが、あまりにも残酷
メイドカフェで働く葵(松村沙友理さん)に出演を頼む場面、軽く言ってるようで全然軽くないのがつらい。しかも瑠璃(小松優里亜ちゃん)の話題が出た瞬間、空気が一気に凍る感じがして、葵の怒りも悲しみも全部正当すぎて言葉が出なくなる。ここ、後から思い返すと意味深だったなってなる視線や沈黙が多くて、感情がずっと張りついたまま。
ゲーム制作なのに、現実の傷をえぐってくる
事件を“コンテンツ”にするってどういうことなのか、第1話の時点でかなり踏み込んでくるのがこのドラマの怖さ。新城(北山宏光さん)が何を考えてこの題材を選んだのか、はっきりとは語られないのに、どこか追い詰められてる感じがして、強気な態度の裏に別の感情が隠れてるのが見えてしまう。まさかあの人物が…!ってタイプの驚きじゃなくて、「この人、何か抱えてる」ってじわじわ来る不安。
動き出すと、もう止まらない予感しかしない
ゲーム開発を宣言したことをきっかけに、周囲の空気が一気に変わっていく感じがあって、静かに日常が壊れていく感覚がリアル。事件に“巻き込まれる”というより、自分で扉を開けてしまった感じがして、その選択の重さがずっと画面に残ってるのがしんどい。あの場面の衝撃は忘れられない、って後で言いたくなるタイプのスタート。
選択の意味を、最初から突きつけてくる構成
人生の分岐点って、もっとドラマチックに描かれがちなのに、この第1話はわりと淡々としてて、だからこそ怖い。気づいたら引き返せないところまで来てる感じがして、全話見終わった今だからこそ、ここでの一言一言が全部伏線だったんだって分かるのが震える。クライムサスペンスだけど、テーマはかなり人間ドラマ寄りで、そこがまた刺さる。
