コインランドリーの空気が全部を決めてた
土田文菜(杉咲花さん)が通うあの場所、ちょっと寂しくて、でも落ち着く感じがリアルすぎて、画面越しでも匂いまで想像できそうだった。洗濯が回ってる音と、夜の静けさと、ノートに言葉を書きつける姿が重なって、もうこの時点で世界観に引き込まれる。何も起きてないのに、感情だけがじわっと動く感じ、すごく好きな始まり方だった。
イヤフォンの音漏れが、運命ってやつかもって思った瞬間
ミッシェル・ガン・エレファントがきっかけで会話が始まるの、自然すぎて逆にドキッとした。佐伯ゆきお(成田凌さん)の距離感も絶妙で、踏み込みすぎないのに、ちゃんと興味を持ってる感じが伝わってくるのがずるい。音楽の話から、気づいたら一緒に笑ってる空気になるまでが早いのに、不思議と違和感がなくて、「こういう夜ってあるよね…」って勝手に納得してしまった。
美容室についていく流れ、軽やかなのに意味深
興味本位でついていくって、普通ならちょっと警戒しそうなのに、文菜の中ではちゃんと理由がある感じがして、その選択がすごく彼女らしく見えた。知らない場所なのに、なぜか落ち着く空気で、二人の間に流れる沈黙も居心地悪くならないのが不思議。何気ない会話の中に、後から効いてきそうな言葉が混ざってる気がして、あの場面ずっと頭に残ってる。
小説家と美容師、それぞれの孤独が静かに重なる
文菜のノートに書いてる言葉とか、ゆきおの何気ない表情とか、説明されてない部分から滲み出る感情が多くて、見てる側が勝手に想像してしまうタイプのドラマ。寂しさを大声で言わないのに、ちゃんと伝わってくるのが切なくて、でもその分、二人が同じ空間にいる時間がすごくあたたかく感じる。派手な展開じゃないのに、心の中ではちゃんとドラマが起きてる感じ。
タイトルのゆるさに反して、感情はけっこう本気
「なんかさ」って言葉の軽さと、画面に流れる感情の深さのギャップがクセになる。冬の夜なのに、どこか春の気配が混ざってるみたいな空気で、静かだけど確実に心に残るタイプの初回だった。まさかあの一瞬の表情が、って思い返したくなる場面もあって、見終わったあともしばらく余韻が消えなかった。

