東京P.D. 警視庁広報2係:第1話から正義がしんどくて胸が重たい(感想)(ネタバレがあります)

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刑事ドラマってスカッとする展開を期待しがちなのに、第1話は真逆で、静かに効いてくる重さがずっと残った。
今泉麟太郎(福士蒼汰さん)が真っ直ぐすぎるくらい真っ直ぐで、その分だけ現実の壁にぶつかる感じが痛い。
派手なアクションより、言葉と空気で追い詰めてくるタイプの緊張感で、見終わったあとも気持ちがふわっと戻ってこなかった。

捜査一課目前からの広報課異動が残酷すぎる

繁華街で強盗犯を確保して、周囲からも評価されてる今泉麟太郎(福士蒼汰さん)。
本人も完全に捜査一課行きだと思ってた流れからの、まさかの広報課2係って辞令、落差がえぐい。
捜査する側から、情報を出す側へって、仕事内容だけじゃなくて心の向きまで変えろって言われてる感じがしてつらい。
福士蒼汰さんの今泉、表情で納得できてないのが全部伝わってきて、言葉少ないのに感情はめちゃくちゃ動いてるのが分かる。

マスコミ嫌いの理由が重くて受け止めきれない

今泉がマスコミを嫌ってる理由が、ただの偏見じゃなくて、幼い頃の出来事が関係してるって分かるのがしんどい。
そこで説明してくれるのが、2係の係長・安藤直司(緒形直人さん)。
記者クラブの仕組みとか、情報共有の現実とかを淡々と話すんだけど、今泉(福士蒼汰さん)との温度差がすごい。
緒形直人さんの安藤、優しいのに諦めも混じってる感じで、長く組織にいる人の疲れ方が見えてくるのが切ない。

情報を“使う”という考え方に心がついていかない

さらに衝撃なのが、管理官の下地和哉(正名僕蔵さん)が記者に情報を流してる場面。
今泉(福士蒼汰さん)が情報漏洩じゃないかって問い詰めるの、気持ちとしてはめちゃくちゃ分かる。
でも下地(正名僕蔵さん)が「世論を動かして捜査を進めるのも仕事」って言い切るところ、価値観が真逆すぎて空気が凍る。
正しいことをしてるつもりの人同士が噛み合わない怖さがあって、ここからもう安心して見られる感じじゃなくなる。

警察官が犯人という現実が重すぎる

深夜の刺殺事件で、捜査本部に呼ばれる今泉(福士蒼汰さん)と安藤(緒形直人さん)。
そこで明かされる犯人が、警察官の矢島和夫(阿部翔平さん)って事実、空気が一気に重くなる。
しかも人事監察が入って、犯人が警察官だってことを隠す方向に話が進むの、見てて息が詰まる。
正義を守る側が、正義を曲げる選択をしていく流れがリアルすぎて、心がついていかない。

証言まで操作される現実に今泉が耐えられなくなる

目撃者の半田建造(ジジ・ぶぅさん)の証言が、人事監察課長の橋本信(赤ペン瀧川さん)によってねじ曲げられる場面、本当にしんどい。
今泉(福士蒼汰さん)が前に出ようとするのも無理ないし、見てる側も止めないでって思ってしまう。
でも安藤(緒形直人さん)が制止するのも、組織で生き残るための現実で、どっちも正しくてどっちも苦しい。
緒形直人さんと福士蒼汰さんの対峙シーン、言葉より沈黙が刺さって、感情が静かに削られていく感じだった。

まとめ

第1話は、正義を信じて動いてきた今泉麟太郎(福士蒼汰さん)が、正義だけじゃ通らない世界に放り込まれる話で、見ててずっと胸が重かった。
安藤直司(緒形直人さん)の現実的な姿勢も理解できるからこそ、今泉の怒りが浮いてしまう構図が余計につらい。
警察の中の論理と、外に出る情報の作られ方がこんなにも違うって描写が、生々しくて後味が残る。
スカッと解決じゃなく、考えさせる余韻が続くタイプの始まりで、この先どう折り合いをつけていくのか落ち着かない。
(ゆめのん)