前回までの兄弟の軽やかな空気がまだ残ってるところに、急に重たい現実が落ちてきて、気持ちの切り替えが追いつかなかった。
小一郎(仲野太賀さん)の優しさがそのまま弱さに見えてしまう瞬間もあって、見てて苦しくなるのに目が離せない。
そこから兄の藤吉郎(池松壮亮さん)と一緒に進む覚悟に変わっていく流れが、静かだけど強くて、胸の奥がずっと熱かった。
縁談を祝えない小一郎の気持ちが切ない
故郷の中村に戻った小一郎(仲野太賀さん)が、直(白石聖さん)の縁談を知る場面、もう空気がしんどい。
自分の気持ちを隠して「よかったな」って言うのに、声の奥がちょっと震えてるのが分かって、見てる側も息詰まる。
直(白石聖さん)も分かってるからこそ、笑顔なのに目が全然笑ってなくて、その対比が刺さる。
何も起きてないのに、もう十分つらい空気だったのに、このあと起きること考えると本当に残酷な前振りだった。
信長の強さと危うさが同時に見える清須
一方の清須では、信長(小栗旬さん)が岩倉城攻めを決行して、降伏の書状を破り捨てるのがもう迫力しかない。
「城を丸裸にしろ」って言葉の冷たさが、勝つためなら何でもする覚悟に見えて、震える。
そんな兄を案じる市(宮崎あおいさん)が藤吉郎(池松壮亮さん)に弱音をこぼす場面、ここだけ急に空気が柔らかくなる。
「兄弟って分かってしまう」って言葉が、この物語全体のテーマみたいに響いてきて、後の展開を思うと余計に重かった。
祝言の日から地獄へ落ちる展開がきつすぎる
直(白石聖さん)が花嫁姿で小一郎(仲野太賀さん)の前に現れる場面、切なさと希望が混ざった瞬間だったのに、そこから一気に地獄に変わるのが容赦ない。
野盗だけじゃなく野武士まで来て、農民も関係なく斬り殺していく描写、画面越しでも空気が重くて苦しい。
物陰に隠れて助かるしかできなかった小一郎の無力感が、後からじわじわ来るタイプの痛さだった。
何も守れなかったって気持ちが、そのまま顔に出てて、仲野太賀さんの表情が本当にきつかった。
親友の最期があまりにも残酷で涙止まらない
村が静かになったあと、あたり一面に亡骸が転がってる光景、言葉失う。
玄太(高尾悠希さん)が泣き崩れてる横に、斬首された信吉(若林時英さん)がいるのが分かった瞬間、心がズンって落ちる。
田んぼの泥の中で信吉の生首を抱きしめて泣き叫ぶ小一郎(仲野太賀さん)、声が裏返ってて聞いてるのもつらい。
農民が必死に守ろうとしてた苗と一緒に命が奪われるって、あまりにも理不尽すぎて、怒りと悲しみが一気に来る。
藤吉郎の言葉で進む覚悟に変わる瞬間
絶望の中で藤吉郎(池松壮亮さん)が現れて、小一郎の怒りを全部受け止める場面、ここで空気が変わる。
「わしらのこと何だと思っとるんじゃ」って叫ぶ小一郎の言葉、農民としての悔しさが全部詰まってて苦しい。
そこで藤吉郎が「侍になれ」って言うの、逃げじゃなくて戦う選択として響くのが強い。
二人で行くってところが大事で、兄弟の絆がここでガチっと固まった感じがした。
家族の優しいうそが背中を押すのが沁みる
家を離れられないって悩む小一郎(仲野太賀さん)を、母のなか(坂井真紀さん)と姉のとも(宮澤エマさん)がそっと送り出す場面、静かに泣ける。
本当は寂しいはずなのに、あえて軽く背中押す言い方をするのが優しすぎて、胸が熱くなる。
直(白石聖さん)も一緒に清州へ向かう決意をする流れ、悲劇のあとでも人は前に進むんだって思わせてくれる。
鐘の音が何度も鳴るラスト、祈りみたいで、ここから始まる物語の重さを感じた。
まとめ
第2話は、小一郎(仲野太賀さん)がただの優しい青年から、世の中と戦う覚悟を持つ男に変わる決定的な回だった。
藤吉郎(池松壮亮さん)との兄弟の結びつきも、家族の支えも全部が重なって、下剋上への道が現実のものになった感じがする。
幸せな日常が一瞬で壊れる怖さと、それでも前を向くしかない強さが同時に描かれてて、感情が追いつかないほど濃かった。
ここからどこまで上り詰めていくのか、希望と不安が入り混じった気持ちで見守りたくなる展開だった。
(ゆめのん)
