ラムネモンキー:第1話で青春とミステリーが同時に来て感情が迷子になる(感想)(ネタバレがあります)

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最初はちょっと不思議でゆるい始まりなのに、途中から一気に現実の重さが来て、最後にミステリーまで重なるから気持ちの置き場がなくなる。
笑える空気なのに、人生の行き詰まりがちゃんと刺さってきて、気づいたら真顔で画面見てた。
イケオジ3人がわちゃっとしてるだけで楽しいのに、そこに過去の影が重なってくるのがずるい構成だった。

再会した51歳トリオの温度差がリアル

主人公は、吉井雄太(反町隆史さん)、藤巻肇(大森南朋さん)、菊原紀介(津田健次郎さん)の3人。
中学時代は映画研究部で青春してた同級生なのに、今はそれぞれ違う形で詰んでる感じが切ない。
雄太は商社で順風満帆だったのに贈賄疑惑で一気に転落、肇は夢の映画監督になったのに仕事が減って干され気味。
紀介は理容室を守りながら、認知症のお母さんの介護で余裕がない生活。
再会したときの会話は軽いのに、背景が重いから、笑っててもどこか影が残る空気がリアルだった。

子ども時代のSFっぽい始まりが不穏すぎる

冒頭の中学生パートで、謎の女性教師が「月のはるかかなた」とか言い出してUFOに吸い込まれる展開、情報量が多すぎて脳が追いつかない。
夢なのか記憶なのか分からないまま場面が切り替わって、いきなり51歳の現実に戻されるのが落差えぐい。
この時点で、ただの同窓会ドラマじゃ終わらないって空気がはっきり出てた。
しかも、あの3人がそのまま大人になった姿だと分かるから、過去の出来事がずっと引っかかる。
ファンタジーっぽく始めておいて、あとから現実に刺してくる感じ、静かに怖い。

人骨ニュースから一気にミステリー路線へ

ある日届く「ユン」「チェン」宛てのメッセージと、人骨発見のニュースリンクで一気に空気が変わる。
送り主がキンポー=紀介(津田健次郎さん)って分かった瞬間、過去が動き出す感じがする。
丹辺市に行っても警察は事件性なしって対応で、余計にモヤっとするのが嫌なリアルさ。
昔の部室だったレンタルビデオ屋がカフェになってるのも、時間の流れを突きつけられて地味に刺さる。
そこで出会う店員の西野白馬(福本莉子さん)が発見者って分かって、物語が一気に現在と過去をつなぎ始める。

ペン一本で全部の記憶がひっくり返る

発見現場を掘り返して出てくるのが、顧問教師の持ち物だったペンっていうのが静かに重い。
あのSFみたいな記憶が、ただの幻想じゃなかったって分かる瞬間、背中がぞわっとした。
「先生は殺されたんじゃないか」って予想が浮かんで、雄太(反町隆史さん)が「俺たちのせいだ」ってつぶやくラストがしんどい。
過去に何があって、何を忘れさせられたのか、ここから本気で掘り返される予感しかしない。
コメディ寄りの空気から、このラストに持っていくの、感情の落とし方が容赦なかった。

80年代ネタが多いのに話はちゃんと重たい

ユン・チェン・キンポーってあだ名の由来とか、マチルダって呼び名とか、80年代の空気が全力で詰め込まれてる。
スーツでキメてる人を「トレンディ」って呼んでたり、不良グループがいたり、時代の匂いが濃い。
白馬(福本莉子さん)が「異世界みたい」って言うのも分かるけど、その自由さを懐かしむ3人の表情が複雑。
「白か黒じゃない、グレーだった」って雄太の言葉、今の時代とのギャップがはっきり出てて印象に残った。
懐かしさで終わらせずに、今の生きづらさともちゃんとつなげてくるのがこのドラマの強さだと思った。

まとめ

第1話は、イケオジ3人の再会コメディかと思わせて、過去の失踪と人骨で一気にミステリーへ振り切る構成が強かった。
雄太(反町隆史さん)、肇(大森南朋さん)、紀介(津田健次郎さん)それぞれの行き詰まりも重なって、青春を取り戻す話が簡単じゃないのが伝わってくる。
懐かしさと罪悪感と希望が混ざった空気のまま終わるから、続きが気にならないわけがない第1話だった。
(ゆめのん)