最初から空気が重たいのに、目が離せないやつ
故郷を離れて清須にたどり着くところから始まるんだけど、もうこの時点で「平和な成り行きじゃない」感がすごい…。
小一郎(仲野太賀さん)と藤吉郎(池松壮亮さん)と直(白石聖さん)の距離感がさ、あったかいのにちょっと不安定で、見てて胸がきゅってなる。
特に藤吉郎(池松壮亮さん)の笑顔の奥に、ずっと沈んでるものがある感じがして、その影がチラつくたびに画面の温度が一気に下がるの、ほんとずるい。
奥向きの世界と町の暮らし、その対比が刺さる
直(白石聖さん)が武家の奥で暮らすことになる流れ、すごく静かに進むのに、空気だけはピンって張りつめててさ…。
寧々(浜辺美波さん)とのやりとりも可愛いのに、可愛いだけで終わらせない感じがちゃんとあって、もうこの先の人生の分かれ道に立ってる感が強い。
一方で町の荷家で暮らす兄弟の生活は泥くさくて、でも笑える瞬間もあって、その落差がまた効いてくる。
同じ清須にいるのに、世界が違うってこういうことなんだなって、じわじわ実感させられるやつ。
信長(小栗旬さん)の登場シーン、全部持ってかれる
正直、出てくるだけで場の空気が変わるタイプの信長(小栗旬さん)。
何を考えてるのか分からない笑い方とか、急に怒りのスイッチ入る感じとか、見てて心臓に悪いのに目は離せない。
軍議の場面なんて特に、「え、今それ言う?」ってなるのに、なぜか納得しちゃう説得力があって、周りが振り回されるのも分かる…。
藤吉郎(池松壮亮さん)との距離感も独特で、あの空気の中で交わされる視線とか言葉とか、あとから思い返すと意味深すぎてちょっと震える。
あの夜の静けさ、後から思うとしんどいやつ
雨の予兆の話とか、村へ戻ろうとする小一郎(仲野太賀さん)を直(白石聖さん)が止める場面とか、全部がやけに静かでさ。
その静けさが逆に「嵐の前」って感じで、見終わったあともずっと残る。
そして最後のほう、小一郎(仲野太賀さん)の姿が変わって現れるところ…あそこはもう言葉いらないやつ。
あの場面の衝撃は忘れられないし、「あ、ここから別の物語が始まるんだ」って、はっきり分かる瞬間だった。
知ってる歴史なのに、全然ちがう角度から刺してくる
桶狭間に向かうって流れ自体は有名なのに、このドラマは戦そのものよりも、人の感情とか選択の重さをぐっと近くで見せてくる感じ。
だからこそ、「まさかあの人物が…!」って思う瞬間がちゃんと用意されてて、歴史知ってても油断できない。
兄弟の関係も、友情も、野心も、全部が少しずつズレていく気配がして、そのズレが後々どう響いてくるのか想像するだけで胸がざわつく。
最初の一話なのに、もう感情の置き場が足りないくらい詰め込まれてて、軽い気持ちで見始めたら普通に心持ってかれるタイプのドラマ。
静かな場面ほど後から効いてくるから、見終わったあとに「あの一言って…」って何度も思い返しちゃうやつだった。

