「テミスの不確かな法廷」第3話の感想|正しさだけじゃ救えない現実【ネタバレなし】

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事故の話なのに、ずっと“働くこと”の重さが残る

業務中の事故って言葉だけで片づけられない空気が最初から流れてて、見てる側の気持ちも自然と沈んでいく回だった。
四宮絵里(伊東蒼さん)のまっすぐすぎる視線が本当に痛くて、「納得できない」って感情がそのまま画面に出てる感じ。悲しみより先に怒りが来る瞬間の表情、あそこはちょっと直視するのしんどかった。

会社と遺族、その間にある“見えないもの”

過失か過重労働か、って単純な二択じゃ済まない空気がずっと漂ってて、どっちの主張にも現実味があるのがつらい。
数字や記録で語られる部分と、感情でしか語れない部分のズレがはっきり見えてきて、「裁判で全部救えるわけじゃない」って現実を突きつけられる感じが残る。

門倉裁判長(遠藤憲一さん)の存在感が別格

法廷に入ってきただけで空気が変わるの、さすがすぎる。強引なのに不思議と信頼してしまう雰囲気があって、目線ひとつで場を支配する感じがすごい。
「伝説の反逆児」って肩書きが伊達じゃないのが、言葉の選び方とか間の取り方でじわじわ伝わってきて、この人が仕切る法廷は何か起きそうって空気がずっと続く。

安堂(松山ケンイチさん)の揺れが胸に刺さる

自分の特性が原因でミスをしてしまったって気づいた瞬間から、表情が一気に変わるのが分かって、そこからの迷いがすごくリアル。
「向いてないのかもしれない」って思考に引きずられていく感じ、誰でも一度は経験あるやつで、裁判官って立場なのにすごく人間的に見えてくるのがしんどいし優しい。

穂積(山本未來さん)の静かな強さが効いてくる

感情を前に出さないのに、ちゃんと依頼人の気持ちを背負ってるのが伝わってくるタイプの弁護士で、その落ち着きがこの重たい話の中で支えになってる。
門倉裁判長(遠藤憲一さん)に期待を寄せる視線にも、ただの作戦以上の思いが混ざってる感じがして、法廷の外でもそれぞれが賭けてるものが大きいって分かるのが苦しい。

答えが簡単に出ないからこそ、心に残る回

誰かが完全に悪いって言い切れない構図のまま話が進むから、見終わっても気持ちが落ち着かなくて、しばらく考えちゃうタイプの回だった。
正しさと救いが必ずしも同じ方向を向かないって感覚がずっと残って、法廷ドラマなのに人の生き方の話を見せられてる気分になるのが、この作品らしくて印象に残る。