静かな会話が続いてるだけなのに、なぜか胸の奥が忙しくなる感じで、第2話ずっと落ち着かなかった。
土屋文菜(杉咲花さん)の言い方ひとつ、間の取り方ひとつがリアルすぎて、作りものっぽさが消えてくのが不思議。
誰かと向き合うってこんなに疲れるんだっけ、って思わされる瞬間が何回も来て、画面は静かでも頭の中はずっとざわざわしてた。
編集さんとの会話が重たくて優しい
前半のメインは、文菜(杉咲花さん)と担当編集の美波(河井青葉さん)の長い会話。
小説のモデルになってる友達の描き方について話してるだけなのに、言葉の一つ一つが真面目で、軽く流せない空気が続く。
「代表としてじゃなくて、一人の人として描いたらいい」って美波(河井青葉さん)の言葉が、責めてるわけじゃないのにズシッと来る感じで、優しさが逆に刺さるやつ。
杉咲花さんの受け止め方も、納得してるようでしてないみたいな曖昧さが残ってて、人の気持ちってそんな簡単に整理できないよねって思わされる。
エンちゃんの悩みが静かに刺さる
その流れで出てくるのが、古着屋の同僚のエンちゃん(野内まるさん)。
一緒にいると楽しいのに触れられない、っていう悩みを口にする場面が、声大きくないのにめちゃくちゃ切実。
野内まるさんのエンちゃん、笑ってる顔の奥に迷いが透けて見えて、軽く共感とか言えない温度があった。
文菜(杉咲花さん)も、ちゃんと聞いてるけど答えを出せない感じで、その距離感がまたリアルで、簡単な言葉が出てこない空気が続くのがしんどいけど目を離せなかった。
喫茶店の空気が一気に荒れる瞬間
センシティブな流れを一気に変えたのが、喫茶店の和地くん(水沢林太郎さん)のシーン。
最初は落ち着いて話してたのに、途中から感情が前に出てきて、言葉が止まらなくなる感じが急に生々しくなる。
「それ楽しいですか」とか、「不安の中で揺れてたほうが楽しいんじゃないですか」とか、言い方が直球すぎて空気が一瞬で張りつめる。
水沢林太郎さんの和地くん、拗ねてるだけじゃなくて、本音が漏れちゃってる感じがあって、責めてるのにどこか必死なのが伝わってくるのがつらい。
三文字の一言で場が凍る
和地くん(水沢林太郎さん)の言葉が続いたあと、文菜(杉咲花さん)が敬語で静かに切り返してからの怒りが一気に表に出る流れ、心拍数が上がった。
「決めつけないでほしい」とか、「私たちのことは私たちにしかわかんない」とか、正論なのに感情が乗りすぎてて、言葉が鋭い。
そこからの「だまれ」の三文字、短いのに破壊力が強すぎて、その場の空気が一瞬で止まった感じがした。
杉咲花さんの言い切り方が、怒鳴るわけでもなく冷えた刃みたいで、怖いのに妙に納得もしてしまう複雑さが残った。
強気のあとに来るモノローグが苦しい
その場を去ったあと、文菜(杉咲花さん)のモノローグで、和地くんの言葉にどこか引っかかってた自分を認める流れがまた重たい。
嫉妬してたかもしれないとか、楽しいのかって聞かれて苦しくなったとか、強気な態度の裏側が少しだけ見えるのがしんどい。
さっきの「だまれ」が強かった分、そのあとに出てくる迷いが余計にリアルで、感情って一直線じゃないよねって突きつけられる。
強く出たあとに自分の弱さに気づく感じ、静かだけどかなり効いてくる場面だった。
まとめ
第2話は、派手な事件が起きるわけじゃないのに、言葉だけでこんなに疲れるのかって思うくらい感情を揺さぶられた。
文菜(杉咲花さん)の強さと迷いが同時に見えて、編集の美波(河井青葉さん)やエンちゃん(野内まるさん)、和地くん(水沢林太郎さん)それぞれの立場のしんどさもちゃんと残る構成がしんどいのに嫌じゃない。
正しいこと言ってても全部が正解じゃない感じが続いて、後味が静かに重いのがこのドラマっぽくて、次も気持ちが落ち着かないまま見てしまいそう。
(ましゅまろん)

