始まった瞬間から「終わる回」って分かってるのに、いつも通り事件が起きて、いつも通りマリコが動いてて、その普通さが逆に刺さった。
榊マリコ(沢口靖子さん)が白衣で現れただけで安心するのに、今回はずっとどこか切なさも混ざってて、感情が静かに忙しかった。
長く続いた時間の重みが、セリフよりも空気で伝わってくる回で、気づいたら画面見つめたまま動けなくなってた。
最先端エリアで起きる事件が最後まで“科捜研らしい”
舞台がスマート・モビリティの実証実験特区って聞いた瞬間、最後までちゃんと科学で攻めるんだって思わされる。
IoTやAI、自動運転が絡んで、機器が一斉に暴走して爆発って、設定だけでも緊張感強い。
ロボット企業の開発部員が巻き込まれて亡くなる展開も、未来と危険が隣り合わせって感じで重たい。
派手さよりも、仕組みを一つずつ解いていく流れがいつもの科捜研で、そこが本当に変わらなくて安心した。
デジタルの痕跡を追うチームの空気が温かい
マリコ(沢口靖子さん)を中心に、科捜研のメンバーがそれぞれの専門で動く姿がもう見慣れすぎてて泣きそうになる。
一個ずつ証拠を積み上げていく過程が丁寧で、派手なアクションじゃなくても十分引き込まれる。
前例のない犯罪でも、誰かが焦って突っ走るんじゃなくて、ちゃんと議論して進んでいくのがこの作品の良さだなって改めて感じた。
チームの信頼感が画面から伝わってきて、これが最後なんだって思うと余計に胸が熱くなる。
禁断の鑑定に踏み切るマリコの覚悟が重い
容疑者を特定するために、警察で禁止されているDNAフェノタイピングに手を出すマリコ(沢口靖子さん)。
正しいことをしてるのに、ルールを越えてしまうその選択が、簡単じゃないってちゃんと分かる描き方なのがつらい。
誰かの命を救うために自分の立場を犠牲にするって、言葉にするときれいだけど、実際は相当しんどいはず。
それでも迷いながら進む姿が、26年間積み重ねてきたマリコそのものって感じで、見てて胸がぎゅっとなった。
辞職という選択が静かに突き刺さる
鑑定の責任を取って、辞職届を出す流れ、派手な別れじゃないのに衝撃が強い。
「これで終わり」って言われなくても、行動だけで全部伝わってくるのがつらい。
科捜研の世界から身を引く決断が、逃げじゃなくて覚悟として描かれてるのが本当にマリコらしい。
白衣を脱ぐ姿よりも、何も言わずに去る背中のほうがずっと心に残る終わり方だった。
最後のメッセージが静かに泣かせにくる
画面に出た「26年間 ご声援ありがとうございました!」の文字と、マリコからの感謝の言葉、ここで一気に感情があふれる。
ドラマの中のキャラとしてじゃなく、長年一緒にいた存在からの挨拶みたいで、距離が一気に近くなる感じがした。
派手な演出じゃないのに、ちゃんと気持ちが伝わってくるのがこの作品らしくて、余計に涙が出る。
終わったって実感するのがこの瞬間で、しばらく画面見つめたまま動けなかった。
まとめ
第300回のファイナルは、最後まで“科捜研の女”のまま終わったのが本当にきれいだった。
榊マリコ(沢口靖子さん)の覚悟も、チームの静かな支えも、全部が積み重ねの結果として描かれていて、終わり方に納得しかない。
派手な別れよりも、日常の延長線で区切りが来る感じが、逆に心に残る。
いつかまたスペシャルで会えたらって気持ちはあるけど、今はただ「お疲れさまでした」って言いたい余韻が強い。
(さくらん)

