第3話、ゆるい温泉街ミステリーだと思ってたら、途中から話のスケールがどんどん拡張されて、頭が追いつかないまま笑ってた。
一ノ瀬洋輔(松田龍平さん)の淡々としたテンションがずっと変わらないから、何が起きても「まあこの世界ならありか」って気分にさせられるのが不思議。
怖いはずの展開なのに、ずっと肩の力が抜けたままで見られるの、かなり特殊なドラマだと思う。
まゆ事件なのに緊張感がどこか抜けてる不思議
遺体がまゆみたいな物体に包まれて見つかるって設定、字面だけ見ると普通にホラーなのに、画面の空気が妙にのんびりしてる。
春藤慶太郎(光石研さん)が真面目に捜査してる横で、洋輔(松田龍平さん)が発明のことばっか考えてるのがもう面白い。
街の人たちも大騒ぎというより「また何か起きてるね」くらいの反応で、事件と日常が同じテンションで進んでいく感じ。
この温度差がずっと続くから、物騒な話なのに不思議と見やすいまま進んでいく。
クイズ王まで犠牲になる展開が雑に重い
暗号を解くために頼ろうとしたクイズ王が、まさかの次の被害者になる流れ、さすがに予想外すぎた。
洋輔(松田龍平さん)が普通に街を歩いて相談しに行こうとしてた相手が、もう亡くなってるって落差が急すぎる。
それなのに、悲壮感より「え、そこ行く?」って感想が先に出てくるのが、このドラマの空気感の強さ。
事件が進んでるはずなのに、深刻になりきらない感じがずっと続いてて、感情の置き場がふわふわする。
FBIが観光してるだけなのが一番おもしろい
事件に興味があるって来たFBIのリンダとマイク、最初からずっと温泉入ったりご飯食べたりしてて、捜査感ゼロ。
宴会まで普通に参加してるの見て、「それもう観光客じゃん」ってツッコミが止まらなかった。
それでも洋輔(松田龍平さん)が会話の端っこから違和感を拾っていくのが、探偵としてちゃんと機能してるのがまた面白い。
ゆるさの中にちゃんと推理パートが挟まるから、油断してると話が進んでて置いてかれる感じもある。
おばけダイヤルの発明が役に立たないまま終わる潔さ
クイズ王の亡霊に話を聞くために作った「おばけダイヤル」、名前からしてもう世界観に合いすぎてる。
ちゃんと亡霊と会話できたのに、事件のヒントが何も出てこないって展開、あの努力は何だったのってなる。
普通ならここで何か重要な情報出すところなのに、完全に空振りで終わらせるのがこのドラマらしい。
発明が無駄に終わっても誰も気にしてない感じが、全体の脱力感をさらに強めてる。
急にSFになるのに違和感が仕事しない
まゆの正体が宇宙生命体って判明した瞬間、「そう来る?」って声出そうになった。
それなのに、春藤(光石研さん)の娘の歌を街中に流して追い払うって解決方法が、なぜかこの世界では成立してしまう。
理屈はよく分からないのに、流れとして納得できてしまうのが一番すごい。
暗号も結局ちゃんと解けないまま終わるのに、「まあいいか」って気分で次の話を待ててしまう不思議な後味。
まとめ
第3話は、連続殺人事件から宇宙生命体まで一気に飛んでいくのに、テンポも空気もずっと変わらないのが逆にクセになる回だった。
一ノ瀬洋輔(松田龍平さん)の力の抜けた探偵ぶりと、春藤慶太郎(光石研さん)の真面目さの対比が、どんな展開でも笑いに変わってしまう。
謎は解けきらないし、事件も完全にスッキリはしないのに、なぜか満足感だけは残るのがこのドラマの強さ。
次にどこまで飛ぶのか想像できないのに、それを楽しみに待てるのがもうハマってる証拠だと思う。
(ゆめのん)

