第2話、もう最初から空気が重くて、気づいたら肩に力入ってた回だった。
ゲーム制作の話なのに、完全にサスペンスの顔になってきて、画面の中と外の境目がどんどん曖昧になっていく感じが怖すぎる。
ゲームのシナリオが現実になる瞬間のゾッと感
「中止しろ」っていう脅迫だけでも十分不穏なのに、起きている事件が未公開のシナリオと一致しているって分かった瞬間、背中がひやっとする。
新城(北山宏光さん)が事態を飲み込もうとする表情が、もう完全に普通の仕事トラブルの域を超えていて、空気が一気に変わるのが分かる。
あの場面の衝撃は忘れられない、って思うくらい、物語のスイッチがはっきり切り替わった感じがした。
「知ってる人しかできない犯行」っていう言葉が、ここからずっと頭に残るのが本当に嫌な予感しかしない。
配信中の事件が、静かな恐怖を連れてくる
ゲーム配信者の倉橋佑季美(田辺桃子さん)が生配信中に襲われる展開、派手な演出じゃないのに、リアルさがあって逆に怖い。
画面越しに起きる異変って、助けに行けない距離感も含めて、見てる側の無力感まで一緒に感じさせてくるのがきつい。
しかもそれがゲームのシナリオ通りって分かった瞬間、犯人の存在が一気に身近に感じられて、疑心暗鬼が広がっていくのも納得しかない。
誰を信じていいのか分からない空気が、じわじわ画面を覆っていくのが本当に上手い。
家族の時間が挟まることで、余計に苦しくなる
そんな緊迫した流れの中で入ってくる、元妻・真央(西原亜希さん)と娘・芹那(清水七喜咲さん)からの電話。
誕生日を一緒に祝いたいっていう、すごく普通であたたかいお願いなのに、新城(北山宏光さん)の表情が一瞬止まるのが切なすぎる。
余命のことが頭をよぎって、それでも約束してしまうあの感じ、仕事の危険と家族の時間が同時に迫ってくるのがしんどい。
サスペンスなのに、ここで急に感情の別のスイッチ押してくるの、ずるいって思うくらい胸に来た。
黒須萌の存在が、空気を一段不穏にする
グルメライターとして活動しているという黒須萌(宇垣美里さん)、説明だけ聞くと普通なのに、なぜか妙に引っかかる存在感。
新城が違和感を覚えるのも分かるし、視線の送り方とか、言葉の選び方とか、細かいところが全部意味ありげに見えてくる。
単なる偶然なのか、それとも…って考え始めたら止まらなくて、まさかあの人物が…!って感情が早くも芽生えてくるのが怖いところ。
このドラマ、疑う楽しさと疑うしんどさを同時にくれるタイプだって、第2話で完全に分かった気がする。
新城の選択が、物語を一気に加速させる予感
出演者たちを調べるために手分けする流れからの、新城の「危険な賭け」、あの決断の重さが画面から伝わってくる。
仕事としての責任と、個人的な事情と、全部抱えたまま前に進もうとする姿が、ヒーローというより不器用な大人って感じでリアルだった。
この回は、謎が増えたというより、「もう安全な場所はない」ってはっきり示された感覚が残る。
ゲームの中だけの話だったはずの悲劇が、完全に現実とつながってしまった、その境目の回として、かなり印象に残る第2話だった。

