社会のしんどい部分が静かに迫ってきて、気づいたら画面から目を離せなくなってた回。事件そのものも重たいのに、そこに絡む人たちの気持ちがリアルすぎて、心の体力ちょっと持っていかれる感じだった…。
ブラック企業の影、想像以上にリアル
アパレル会社に勤める男性社員の事件から始まるけど、話が進むにつれて会社の空気がだんだん見えてくるのがつらい。
「働く」って本来もっと普通でいいはずなのに、いつの間にか逃げ場がなくなってる感じ、画面越しでも伝わってきて息が詰まりそうになる。
しかも“公益通報”ってワードが出てくるあたり、ただの会社トラブルじゃ終わらない雰囲気がもう…。
正しいことをしようとした人が、どうしてこんな目に、って思わず心の中でつぶやいてしまう流れだった。
弁護士・吉澤の存在感が強すぎる
吉澤(濱津隆之さん)がとにかく印象に残る回。
人情派で、ちょっと不器用で、でも何かを必死に抱え込んでる感じがずっと画面に残ってて、目をそらせない。
守秘義務を盾にしてる姿も、ただの職業意識だけじゃ説明できない空気があって、
「あの表情、絶対理由あるやつ…」って思いながら見てたら、後半でその感覚が一気に刺さってくる感じ。
あの場面の衝撃、ほんとに忘れられない…。
特命係の距離感がやっぱり安心する
右京(⽔谷豊さん)と薫(寺脇康文さん)の並び、やっぱり落ち着く。
重たいテーマでも、この二人の会話が入ると少しだけ呼吸できる瞬間があるのがありがたい。
右京さんの静かに核心を突いていく感じと、薫ちゃんの感情がすぐ顔に出ちゃうところ、そのバランスが今回もすごく効いてた。
正論だけじゃ救えない部分に、ちゃんと人として向き合おうとしてる空気があって、そこがこの回の救いだった気がする。
「まさか」が静かに刺さってくる展開
疑われる立場の人、守ろうとする人、何も知らずに巻き込まれる人、全部が少しずつズレて重なっていく感じがすごく苦しい。
そして、まさかあの人物が…!って心の中で叫んだ瞬間が確かにあって、そこからの空気が一段階変わるのが分かる。
派手な演出じゃないのに、気づいたら胸の奥がじわっと重くなってて、エンドロールの頃にはしばらく動けなかった。
社会の話なのに、すごく個人的な感情まで連れていかれるタイプの回だったなって思う。
静かな後味がずっと残るタイプの一話
見終わった直後より、時間が経ってからじわじわ効いてくる感じ。
「あれって結局…」って考え始めると止まらなくなるし、登場人物それぞれの選択を思い返すと簡単に答え出せないのがまたしんどい。
派手なトリックよりも、人の弱さとか優しさとか、そういうところを真正面から投げてくる回で、
相棒らしい社会派の強さを改めて感じたエピソードだった。

