空気がやたら柔らかいのに、気持ちだけ引っかかる感じがずっと続いてて、第3話は見終わったあともしばらく頭が静まらなかった。
文菜(杉咲花さん)の言葉が多いわけじゃないのに、間とか視線で全部伝えてくるのがずるい。
元カレとの再会ってだけでざわっとするのに、そこに“タイミング”ってテーマ重ねてくるの、感情の置き場が迷子になる。
富山の同窓会、最初から空気が意味深
年末に実家の富山へ帰省した文菜(杉咲花さん)が、高校時代の友人たちと集まる流れ、雰囲気はゆるいのに話題が重い。
そこに現れるのが元カレの柴咲(倉悠貴さん)で、出てきた瞬間に「これは何も起きないはずがない」って思わせる空気。
しかも、別れた理由がしょっぱなから話題に出て、二次会のカラオケまで引っ張るのがリアルすぎる。
懐かしさと気まずさと未練が全部混ざった感じで、場の温度が一定じゃないのが落ち着かない。
別れの理由が“距離にビビった”のが刺さる
文菜(杉咲花さん)と柴咲(倉悠貴さん)が別れた理由が、上京と遠距離への不安だったって聞いた瞬間、急に現実味が増す。
大きな裏切りとかじゃなくて、タイミングと怖さっていうのが、いちばん引きずるやつ。
今カレのゆきお(成田凌さん)がいる状態での再会だから、文菜の奔放さがまた話題になるのも分かる。
軽く見える行動の裏に、人と向き合うのを避けてきた背景があるのが分かってる分、簡単に責められない感じが残る。
「ちょっとだけ時間ある?」が不安を煽る
後日、柴咲(倉悠貴さん)から文菜(杉咲花さん)に届く「ちょっとだけ時間ある?」の連絡、文字だけで空気がざわつく。
二人きりになる流れかと思いきや、話の内容は今の恋人サキのこと。
春から東京転勤が決まっていて、遠距離を不安がる彼女をどう説得するかの相談っていうのが、逆に複雑。
文菜が親身になって聞く姿も自然なんだけど、時々混じる表情が引っかかって、完全に安心はできなかった。
文菜の言動がいちいち意味深すぎる
弟の拓也(林裕太さん)に再会を報告したときの「嘘もついてしまった」って一言、説明がない分ずっと残る。
何が嘘だったのか分からないのが、逆に想像を広げてくるのがしんどい。
お風呂上がりの曇った鏡に元カレの名前を書いて消して、今カレの名前を書く行動も、感情が透けすぎてて直視つらい。
東京に戻ってから、小太郎(岡山天音さん)と飲んでる最中に線(内堀太郎さん)から電話が来て、急に距離感近くなるのもざわつく原因だった。
空気を和らげる要素まで印象に残る回
第3話は感情の波が強い分、細かいところもやたら記憶に残る。
文菜の実家の愛犬が自然すぎて、空気を一瞬で和らげるのがすごかった。
亡き父の位牌がシソンヌ・じろうさんだったり、カラオケでブラックビスケッツの「Timing~タイミング~」が流れたり、遊び心も多め。
山下敦弘さん演出らしい、力の抜けたリアルさが全体に染みてた。
まとめ
第3話は大事件が起きるわけじゃないのに、心の揺れだけでここまで引っ張られるのが強い。
文菜(杉咲花さん)の一つ一つの行動が、正解でも不正解でもない感じで残るのがつらいし面白い。
柴咲(倉悠貴さん)との再会も、今カレや周囲の人間関係も、全部が“タイミング”次第で違う形になりそうで、先が読めないまま余韻が残った。
(ましゅまろん)

