今回は完全に肇回で、見てるうちにだんだん姿勢が正されていく感じだった。
笑えるところもあるのに、気づいたら昔の後悔とか今の立ち位置とか考えさせられてて、不意打ちで効いてくる。
第2話、軽いノリのヒューマンコメディだと思ってた人ほど、刺さり方えぐい。
肇という人の停滞がリアルすぎる
藤巻肇(大森南朋さん)は映画監督って肩書きがあるのに、今は仕事がなくてフードデリバリーをしている。
過去にちやほやされた経験がある分、今の自分を受け入れきれない感じが痛いほど伝わってくる。
企画書を書いても通らない、何を作りたいのかも分からなくなってる状態が、静かに重い。
大森南朋さんの力の抜けた表情が、その行き詰まりを全部背負ってた。
中学時代の“ジェイソン”の影
デリバリー先でチェーンソーを見たことで思い出す、体育教師・江藤(須田邦裕さん)の記憶。
規律重視で体罰も辞さない教師で、あだ名はジェイソン。
口が達者な肇(大森南朋さん)が特に目をつけられてたのも、なんとなく分かる。
「凡人がまともに生きるための場所が学校だ」って言葉、今聞くと余計に刺さるやつだった。
過去の言葉が今になって響いてくる
仲間たちは家庭を持って安定してるのに、自分は借金を抱えて停滞中。
そんな状況で、江藤に言われた「天才だなんて思うな」って言葉を思い出してしまうのがつらい。
肇が「正しかったのかもな」ってつぶやくところ、完全に心折れかけてる感じがして苦しい。
ここで白馬(福本莉子さん)が差し出す情報が、話を一気に現実に引き戻す。
再会したジェイソンは、想像よりずっと小さかった
入院中の江藤(石倉三郎さん)は、記憶の中の怪物みたいな存在とは全然違っていた。
娘から聞かされる「気の小さい人だった」という話で、見え方が少しずつ変わる。
教師という仕事の重さを、今になって3人が思いやる流れが静かに沁みる。
それでも目を覚ました江藤の言葉は相変わらずで、簡単には終わらせてくれない。
叩かれて、ようやくつながる過去と現在
肇(大森南朋さん)が真正面から反論して、江藤が弱々しく手を上げる場面は息が止まった。
その手に自分のほほを差し出す肇の行動が、過去と決別するみたいで強い。
「ましな面になった」って言葉、暴力は肯定できないのに感情が揺れる。
3人のほほを叩く流れも、あの時代を終わらせる儀式みたいだった。
タイトル回収が胸にくる理由
チェーンソーの記憶が、マチルダのいたずらだったと分かるくだりで一気に力が抜ける。
「それでも作らずにいられない人が創作者」って言葉が、肇をちゃんと救ってた。
ラムネから「ラムネモンキー炭酸拳」になるタイトル回収、くだらないのに愛が詰まりすぎてる。
青春をそのまま瓶に詰めたみたいで、妙に胸が熱くなった。
まとめ
第2話は、過去の傷をなかったことにしないで、ちゃんと今につなげる話だった。
肇(大森南朋さん)がもう一度企画書を書き上げるラストが、静かに希望を置いていく。
50になってもまだこれからって言葉が、無理なく響くのがこのドラマの強さだと思った。
(ゆめのん)

