疑いが絞られたはずなのに、安心できない空気
第4話、話としてはかなり整理されたはずなのに、気持ちは全然スッキリしない。
「もうこの人しかいないよね?」って状況なのに、確信に変わらない感じがずっと続くのが不気味すぎる。
沙也香(井桁弘恵さん)が退院して、表面上は“日常”に戻ったはずなのに、その日常が一番信用できないってどういうこと…。
画面全体が穏やかな色なのに、心だけザワザワするのがこの回の特徴だった。
優しさが重く見える瞬間
林田和臣(藤井流星さん)の献身的な姿、普通に見たら理想の夫そのものなのに、第4話ではちょっと違って見えてしまった。
優しさが丁寧すぎて、完璧すぎて、逆に息苦しい。
「守ってる」のか「縛ってる」のか、その境目が分からなくなるあの感じ、かなり刺さる。
しかも本人が一番それに気づいていないっぽいのが、余計に怖い。
母という存在が放つ圧
沙也香の母・香(松下由樹さん)、今回も圧がすごい。
何かを言うわけでもないのに、視線だけで場を支配してくる感じ。
あの冷めた目、忘れられない。
「母だから」という言葉では片付けられない何かが、ずっとその場に居座ってる感覚があって、背中がゾワっとした。
知らない過去と、聞けない本音
過去の話題が出るたびに、空気が一段階重くなるのが分かる。
聞いたら壊れそう、でも聞かないままでも壊れそう、そんなギリギリのバランス。
桜庭蒼玉(七五三掛龍也さん)の立ち位置も絶妙で、踏み込みたいのに踏み込めない感じがリアルすぎた。
あの“ためらい”に共感してしまった瞬間、完全にこのドラマの沼。
噂という形のナイフ
後半で一気に効いてくるのが「噂」の存在。
直接的な攻撃じゃないのに、じわじわ追い詰めてくる感じが一番キツい。
まさか、そこからそんな方向に話が転がるとは思わなくて、思わず声出なかった。
あの人物が動いていた事実を知った瞬間の衝撃、見た人なら分かるはず。
静かだけど、確実に歯車がズレた回
派手な事件は起きてないのに、「何かがもう元には戻らない」って感覚だけが残る第4話。
優しさも、家族も、愛情も、全部が少しずつ形を変えていく途中を見せられてる感じがして、後味が重い。
笑顔のシーンほど信用できなくなる、このドラマらしさが一気に濃くなった回だった。

