真相に近づいたと思った瞬間に、状況が一気に最悪の方向へ転がっていって、画面見ながら何度も固まった。
犯人だと信じていた相手が消えたことで、守られる側だったはずの人たちが、急に疑われる側になる怖さが重すぎる。
第4話は事件そのものより、世間と視線の残酷さがずっと胸に残った。
鶴原の死で全部が裏返る
8年前に誘拐された子どもの父親・鶴原が、娘・詩音(泉谷星奈ちゃん)をさらった犯人だと確信していた武尊(勝地涼さん)。
辰巳(真飛聖さん)と卯野(和田雅成さん)の捜査を避けながら現金受け渡し場所に向かう流れは、緊張感が張りつめてた。
でも、そこにあったのは身代金じゃなく、鶴原の遺体。
この瞬間で、物語の立場が一気にひっくり返るのがしんどい。
疑われる側に落ちる恐怖
パトカーのサイレンが近づく中、美羽(瀧本美織さん)をその場から離し、武尊だけが第一発見者として残る判断が重い。
事情聴取で、身代金や有馬英二(桐山照史さん)の息子・蒼空(高嶋龍之介くん)の件を黙秘する武尊の苦しさが伝わってくる。
スマホの履歴を怪しまれ、海外製アプリを削除させられる場面は、逃げ場がなくなっていく感覚がリアル。
「犯人の死亡」「連絡手段の断絶」って言葉が、希望を削っていく。
世間の視線が一番刺さる
鶴原殺害が報道されたことで、詩音の誘拐も一気に知られてしまう流れが残酷。
美羽(瀧本美織さん)のパート先や、姉・優香(畠桜子さん)の周囲から噂が広がっていくのが生々しい。
家の前に花束を置く人、動画を撮る人、ネットに書き込まれる「親が犯人では?」という言葉。
同情と好奇心が混ざった視線に、美羽が追い詰められていくのがつらかった。
Ninmaru Xと過去の罪
武尊の勤務先の社長・壮亮(浅香航大さん)が見つけた、ダークウェブの書き込み。
詩音の服装やランドセルの色まで知っている投稿が、身近な恐怖として迫ってくる。
「返してほしい」と書き込んだ武尊(勝地涼さん)に返ってきたのが、「8年前の罪を公表せよ」という要求。
警察官時代の失敗を顔出しで公表する覚悟は、家族を守るためとはいえ、見てて胸が痛い。
生配信という地獄
指定された喫茶店に向かう武尊が、自分たちの姿が生配信されていると知る瞬間、血の気が引く。
そこにいたのが真犯人ではなく、フリージャーナリストの亀井(佐津川愛美さん)だった展開も衝撃。
社会に訴えたい亀井の叫びと、「社会なんてどうだっていい」「ただ詩音を助けたい」という武尊と美羽の言葉が噛み合わない。
正しさの向きが違うだけで、こんなにも残酷になるのかって思わされた。
応援に変わる空気と、消えない不安
映像が拡散され、誹謗中傷から応援へと空気が変わる流れは、少しだけ救いがあった。
個人情報を流したのがパート仲間だったと分かり、謝罪を受け入れる美羽(瀧本美織さん)の強さも印象的。
でも、「Ninmaru X」が亀井ではなく、真犯人につながる手がかりだったと分かった瞬間、安心は一瞬で消える。
その直後に届く小包が、心を一気に冷やす。
骨が示す最悪の可能性
星柄のフリースに包まれた小さな骨。
それを目にした瞬間、言葉がなくなるラストだった。
8年前、世間の無責任な視線にさらされ、命を絶った京子(瀬戸さおりさん)の状況と重なるのがつらい。
今回描かれたのは、事件以上に、人の目と声が人を追い詰める怖さだった。
まとめ
第4話は、犯人探しよりも、疑われる側に立たされた人間の苦しさが強く残った。
武尊(勝地涼さん)と美羽(瀧本美織さん)が背負わされる理不尽さが、現実と重なって見えてしまう。
SNS社会の残酷さと、善意と好奇心の曖昧さが、ずっと胸に引っかかる。
あの骨が何を意味するのか分かるまで、気持ちは落ち着きそうにない。
(ゆめのん)

