第3話、ずっと胸の奥がざらざらしてた。スピード感はあるのに、感情はじわじわ削られる感じで、見ていて落ち着く暇がない。誰を見ていても、安心できる瞬間がひとつもなかったのが逆に印象的だった。
二重の命令が生む息苦しさ
梅沢(西畑大吾くん)の立場が、もう限界ギリギリ。マトリとしての役目と、黒崎からの指示、その上さらに半グレ側からの無茶な命令。板挟みどころじゃなくて、逃げ場がなさすぎる。
不満を飲み込んで尾行を続ける姿がリアルで、強がってる表情の裏にある疲れが透けて見えるのがつらい。あの歩き方だけで、精神的に追い込まれてるのがわかってしまう。
人気タレントの裏側が怖い
加賀響(九条ジョーさん)、画面に映るだけで空気が変わるタイプ。表では完璧なのに、ふとした仕草や間に違和感があって、「今の何?」って引っかかる瞬間が何度もある。
特に、店の前での待ち合わせの場面。想像していた展開とズレたことで、一気に不安が膨らむ。あそこ、静かなのにかなりゾクっとした。
利用される女性たちの存在
北川美咲(野崎萌香さん)をめぐる話が、ただの事件として消費されないのがこの回の重さ。名前が出るたびに、状況の残酷さが突きつけられて、軽く見られない空気があった。
誰かの都合で振り回されている感じがあまりにもリアルで、画面を見ながら無意識に眉をひそめてたと思う。
黒崎の執着、その片鱗
今回いちばん引っかかったのは、黒崎(細田善彦さん)の過去がちらっと見えるところ。はっきり語られないのに、「これは相当だな」って伝わってくるのが怖い。
麻薬犯罪への異常なまでの執着、その理由の輪郭が少し見えただけで、今までの言動が全部違って見えてくる。あの視線、簡単に忘れられない。
信じることがリスクになる世界
第3話は、誰かを信じるたびに自分が傷つく構図がはっきりした回だったと思う。正義とか任務とか、きれいな言葉がどんどん剥がれていって、残るのは生身の感情だけ。
見終わったあと、すぐ次の話を考える余裕がなくて、しばらく画面をぼーっと見てしまった。それくらい、静かに効いてくる回だった。

