「最終話さ、カヲル(ラウールさん)のお母さんが“お願いします”って頭を下げるの、息止まった」って感じの回。
愛実(木村文乃さん)がまっすぐで、奈央(りょうさん)の硬い殻に手で温めるみたいに触れていくの、胸がじんわり。
言葉少なめなのに刺さるセリフだらけで、ため息が何回も出た。
カヲルの受験、その結果より“信じるってこういうこと”を見せられた気分。
静かなのに、心拍だけは忙しい最終話。
「受かるわけないじゃん」から始まる、痛いほどリアルな母の本音
奈央(りょうさん)が放った「受かるわけないじゃん、あの子が」。
この一言、トゲだらけなんだけど、自己嫌悪が混ざってて切なさもある。
小さい頃からの“勉強できない”ラベルに、自分が責められてる錯覚まで重なって、「顔も見たくなくなった」なんて、言った本人が一番痛いはず。
ここでドラマが偉いのは、奈央を悪役にしないこと。
プライドと不安が喧嘩してる顔つき、微妙な肩の震え、声の抜け方まで丁寧。
勝手に涙腺がピリついた。
愛実(木村文乃さん)の「私は信じています」が、ただの励ましじゃない件
愛実(木村文乃さん)が「私は信じています」って言う瞬間、表情がふわっとせず、むしろ目の奥が決意で固まってるのが好き。
甘い応援じゃなくて、覚悟の宣言。
カヲル(ラウールさん)が美容学校の試験を受けてることを伝えるくだりも、余計な脚色なしでストレート。
だから奈央(りょうさん)に跳ね返されてもブレない。
信じるって、相手の未来に自分の時間まで賭けることなんだなって、静かに刺さってきた。
背筋がすっと伸びたよ。
「だったら一緒に2人で逃げます」――この一言で景色が反転
追い詰め気味の奈央(りょうさん)が「きれい事じゃすまない」「いつか逃げ出したくなる」と決めつけた瞬間、空気が重く沈む。
でも愛実(木村文乃さん)の「だったら一緒に2人で逃げます」で、空が割れたみたいに光が差す。
逃げる=負け、の図式をくるっとひっくり返して、「逃げる場所を一緒に作る」っていう強さ。
恋人ってより、同士の宣言。
カヲル(ラウールさん)に向けた背中の支え方が、新鮮で頼もしい。
奈央(りょうさん)が頭を下げた瞬間、言葉より深い謝意が落ちてきた
「見捨てないでやって。タイちゃんをよろしくお願いします」――奈央(りょうさん)の頭がすっと下がる。
土下座でも号泣でもないのに、床まで届くレベルの重さ。
過去の棘が全部音を立てて抜ける感じがして、喉が熱くなる。
誇りを一枚脱いで差し出すって、こういう静かな所作なのかも。
ここまで持っていったのは、愛実(木村文乃さん)の“正面から逃げない”態度と、カヲル(ラウールさん)の挑戦自体が生んだ説得力。
静かに震えた。
カヲル(ラウールさん)の受験は“結果”より“過程”が尊い
正直、合否速報みたいな派手さはゼロ。
でも、試験会場へ向かう選択って、それ自体が自分の味方になる初手だと思う。
カヲル(ラウールさん)の歩幅は大きくないかもしれないけど、止まらない足取りが尊い。
誰かの「無理」を「やってみる」に変えるのって、天才より難しいやつ。
美容学校っていう具体的な夢が、周りの大人の再起動ボタンになってるのも熱い。
家族ドラマが、ちゃんと“未来の仕事”に接続されてるの、推せる。
視聴後の余韻:優しさって、甘やかしじゃない
SNSをのぞいたら、「カヲル母、最後に愛を見せた」「不器用だけどちゃんと母」みたいな声がじわじわ流れてて、あー分かるってうなずいた。
優しさ=なんでもOK、じゃなくて、痛みを認めた上で寄りかかれる場所を差し出すこと。
愛実(木村文乃さん)が投げたロープを、奈央(りょうさん)がついに掴んだ最終話。
静かに強い回で、お守りみたいに胸ポケットに入れておきたくなった。
思い出すたび、呼吸がゆっくりになる。
まとめ
最終話、派手な花火じゃなくて、芯に火を灯すタイプ。
愛実(木村文乃さん)の真っ直ぐさ、奈央(りょうさん)の痛みの告白、カヲル(ラウールさん)の一歩。
その全部が絡まって、“信じる”の定義が更新された感じ。
うちは結果よりも、この3人の距離の縮まり方にやられた。
明日ちょっとしんどい人にも効く、体温高めの物語。
しばらく余韻で生きられるレベル。
(みかんてぃ)
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