小川愛実（木村文乃さん）とカヲル（ラウールさん）の行き着いた先は、期待と涙が入り混じる再会だった。
最終回（第11話）は、試験や別れ、花火大会の夜と、怒涛の展開が詰め込まれてて、心が揺さぶられっぱなし。
「終わりにするわ」と突き放すカヲルを見て胸が締めつけられたけど、最後の再会で一気に救われた。
Xのトレンド1位に入るのも納得の熱量だった。
退職と生徒たちへの別れの場面
副担任の佐倉（味方良介さん）が、生徒たちに愛実（木村文乃さん）の退職を伝えるシーンは重かった。
教頭の植野（今藤洋子さん）に直談判してまで、愛実に別れの時間を作ろうとする佐倉の姿勢に胸を打たれた。
生徒たちが泣きながら本音をぶつけ、愛実が受け止める場面は、教師としての絆がぎゅっと詰まっていて、涙が止まらなかった。
愛実が“先生”であることを全力で証明してくれるようなやり取りで、彼女が選んできた道が報われた気がした。
専門学校入試に挑むカヲル
美容師を目指して勉強してきたカヲル（ラウールさん）が挑んだ入学試験。
10代の若者たちに混ざって筆記試験から面接まで一生懸命な姿は、彼が本当に変わろうとしている証拠だった。
だけど結果は不合格。
それを「次がある」と励ます愛実（木村文乃さん）に対して、カヲルは「もう…おしまい」と突き放してしまう。
努力が報われなかった悔しさと、愛実への複雑な感情が入り混じって爆発した瞬間で、胸に痛みが走った。
花火大会と忘れられた日傘
数年ぶりに復活する三浦海岸の花火大会。
愛実（木村文乃さん）は、過去の“お別れ遠足”で置き忘れた日傘を一緒に取りに行こうとカヲル（ラウールさん）に提案する。
でもその時点では、二人はすでに別々の道を歩き出していた。
花火大会の日、愛実が食堂で受け取ったのは、カヲルからの手紙。
あの手紙が導いたのは、砂浜で待つカヲルとの再会だった。
煙の匂いと花火の光の中で結ばれる二人の姿に、心の奥までじんわり温かさが広がった。
再会と“愛”のシンボル
再会した愛実（木村文乃さん）とカヲル（ラウールさん）の周囲に広がったのは、二人で書き上げた「愛」の文字。
そこに重なったキスは、ただの恋愛描写を超えて、“学んできた愛”を体現していた。
カヲルの赤いスーツや、愛実のリボンまで小道具がメッセージを添えていて、演出の細やかさに感動。
SNSで「涙腺崩壊」「最高のハッピーエンド」と盛り上がったのも納得で、この一瞬に全てが凝縮されていた。
まとめ
第11話は、別れの痛みと再会の喜びを一気に描いた濃厚なラストだった。
教師としての愛実（木村文乃さん）、夢に挑むカヲル（ラウールさん）、それぞれの姿がぶつかり合って成長していく様子が詰め込まれていた。
花火大会と日傘、そして“愛”の文字が象徴するように、最後は二人で掴み取った答え。
純粋で、ちょっと不器用で、それでも真っすぐな愛の形がここにあった。
（あやぴょん）
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