空港の再会シーンから、もう感情が忙しい
最初の空港の場面、明るい「おかえり」の雰囲気なのに、会話の端々にちょっとした棘が混じってて、最初から胸の奥が落ち着かない感じ。
天音蓮(玉木宏さん)がまだ出てきてないのに、人間関係の重さがもう伝わってくる構成で、このドラマほんとに感情の置き方がうまいって思った。
笑顔と距離感のズレが同時に存在してる空気、あれ地味にしんどいやつ。
親子の時間があたたかいほど、後から効いてくる
水族館のシーン、色も音もやさしくて、久しぶりの親子時間っていう空気がすごく自然で、見てる側までちょっと安心する感じだった。
だからこそ、その後の流れに入った瞬間の温度差がえぐい。
「あの瞬間の違和感」、後から思い返すと全部つながってる感じがして、何気ない仕草まで意味を持って見えてくるのが本当に怖いところ。
天音の推理が静かに空気をひっくり返す
深山リサーチのオフィスでのやり取りはテンポも良くて、凛(岡崎紗絵さん)の反応が素直だからこそ、視聴者の気持ちも一緒に動かされる感じ。
そこで天音がふっと投げる一言が、場の空気を一気に変えるのが毎回ずるい。
声を荒げるわけでもなく、感情を乗せすぎるわけでもないのに、「あ、そっちか…」ってなるあの感覚、今回もちゃんと来た。
疑うことと、信じたい気持ちの間が苦しい
誰かを疑う理由はちゃんとあるのに、同時に信じたくなる理由も見えてしまうのがこの回のつらさ。
だから単純に犯人探しっていうより、人の選択とか過去とか、そういう部分まで一緒に考えさせられる流れになってて、気持ちがずっと落ち着かない。
まさかあの人物が…!って思う瞬間が、派手じゃないのにじわっと残るタイプの衝撃で、あとからずっと引きずるやつ。
事件よりも、人の弱さがいちばん印象に残る
身代金とか保険とか、設定だけ見るとすごく大きな事件なのに、見終わった後に残るのは人の弱さとか、必死さとか、そういう感情のほうだった。
天音が最後に見せるあの表情も、何も説明しないのに全部伝わってきて、静かだけどすごく重たい余韻。
派手な展開じゃなくても、心の奥にちゃんと爪痕残してくる回だったと思う。

