特別編第3回は、いせたくや（大森元貴さん）がスランプから抜け出す瞬間を描いていて、最後まで耳も心も奪われた。
弾き語りシーンが流れたときの静けさと、そこから広がる音楽の熱が画面いっぱいに響いてきて、自然と笑顔になった。
大森さんの低音に引き込まれる感じ、まさに役と本人が重なる瞬間だった。
スランプのたくやと、支える仲間たち
カフェで沈んだ表情を見せるいせたくや（大森元貴さん）。
旧友の演出家・六原永輔（藤堂日向さん）が声をかけても、なかなか前を向けない。
その場に嵩（北村匠海さん）が現れ、「ナマコの行進曲」の歌詞を差し出す。
漫画のようにユーモラスで温かい詩を手にした瞬間、たくやの目が輝きを取り戻す。
「柳井さんの詩は漫画みたいだ！」と叫ぶ声に、クリエイターとしての魂が再び火を吹いた。
ピアノに向かう手と、弾き語りの熱
ピアノの前に座ったたくや（大森元貴さん）は、迷いを脱ぎ捨てるように鍵盤を叩き始める。
「若いナマコが悩んでいた…」と歌い出す声は、力強いのにどこか切実。
「こころはつよくさけんでいた」というフレーズが、彼自身の胸の奥から響いてくるようで鳥肌が立った。
「はい！」の合図で、嵩（北村匠海さん）と永輔（藤堂日向さん）が声を重ね、曲が一気に広がっていく。
その瞬間、音楽が場の空気を変え、観ている側まで背中を押された。
大森元貴さんの歌声がSNSを席巻
Mrs. GREEN APPLEのボーカルとして知られる大森元貴さんが、ドラマ内でも弾き語りを披露。
SNSでは「低音が素敵」「歌声が本当に役にぴったり」「何度でも聴きたい」と絶賛が並んだ。
役として歌っているのに、バンドで聴くときとはまた違う、柔らかくて近い距離感の声。
それが“たくや”という人物をよりリアルにしていた。
「たくちゃん役が大森さんでよかった」という声に深く共感する。
豪華キャスティングが生んだ奇跡の瞬間
さらに驚かされたのは、DISH//の北村匠海さんも加わってのコラボ感。
2人ともバンドのボーカル＆ギターを担う存在で、同じドラマで声を重ねるのは贅沢すぎる。
SNSでは「夢みたい」「この顔ぶれで音楽をやるなんて奇跡」と盛り上がった。
弾き語りが終わったあとも耳に残る余韻が心地よく、特別編ならではの“贈り物”のような場面だった。
まとめ
第3回は、いせたくや（大森元貴さん）の弾き語りがすべてを持っていった回だった。
仲間に支えられ、スランプを越えて生まれた曲は、観る人の心にも力をくれる。
嵩（北村匠海さん）や永輔（藤堂日向さん）との声の重なりは、友情と創作の輝きを象徴していた。
音楽の力をここまで鮮やかに描いた朝ドラのスピンオフ、特別編ならではの濃厚さに大満足。
（ちーず姫）
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