『じゃあ、あんたが作ってみろよ』最終話、その一言で全部ひっくり返すの反則(感想)(ネタバレがあります)

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最終話、いい感じの空気が流れてたから、普通に恋の着地かと思ってた。
海老原勝男(竹内涼真さん)の表情も声も、いつもよりずっと真剣で、これは来るなって思う流れ。
南川(杏花さん)の気持ちを受け止めて、一歩踏み出す瞬間の緊張感がちゃんとあった。
なのに、次の一言で全部違う方向に飛んでいくのが、このドラマらしすぎた。

勝男(竹内涼真さん)の本気モードが逆に怖い

南川の想いを知った勝男が「俺も、南川のこと、すごくいいと思ってる」と返す場面。
目線も間も完全に恋のそれで、いつもの軽さが消えてる。
「俺、決めた」と言って近づいてくる動きも、無駄がなくてガチ。
ここまで整えられると、見る側も身構える。
真剣だからこそ、次の言葉への期待値が上がりきってた。

まさかのパワーワードが投下される瞬間

雰囲気は完全に告白、もしくはプロポーズ手前。
そこで出てきたのが「一生俺の部下で働く権利あげるわ」。
間が完璧だった分、破壊力がすごい。
ドヤ顔で右手を差し出す勝男(竹内涼真さん)に、感情が追いつかない。
ロマンを積み上げてから一気に落とす、この構造が強すぎる。

南川(杏花さん)のツッコミが正解すぎる

南川の「はあ~?」からの即ツッコミが、視聴者の代弁。
「部下になったつもりはありません。ただの後輩です」という冷静さが救い。
舞い上がらず、ちゃんと線を引く姿勢が南川らしい。
一瞬で現実に戻されるこのやり取りが、この2人の関係性そのもの。
恋が始まりそうで始まらない距離感が、最後まで崩れなかった。

勝男という男の“ズレ”が愛される理由

勝男は、相手の気持ちを分かっているようで、肝心なところがズレてる。
悪気がない分、余計に厄介。
でも、そのズレを全力でやりきるから、嫌いになれない。
竹内涼真さんの演技が、その絶妙なラインをずっと保ってた。
ウザいのに印象に残るのは、役と俳優が完全に噛み合ってたからだと思う。

SNSが大荒れになるのも当然

「パワーワードすぎる」「最高のパワハラ」「最強のプロポーズ説」って言葉が並ぶのも納得。
笑っていいのか、引くべきなのか、判断が追いつかない。
でも最終的には「勝男ロス」になる人が続出してるのが答え。
この一言で、キャラとして完全に記憶に刻まれた。

まとめ

最終話は、恋の成就じゃなく、勝男という男の完成形を見せる回だった。
「一生俺の部下で働く権利あげるわ」は、告白でもプロポーズでもない。
でも、このドラマを象徴する最高のセリフだった。
竹内涼真さんだから成立した結末で、代表作って言われるのも分かる。
笑って終わるのに、なぜか余韻が残るラストだった。
(みかんてぃ)