『じゃあ、あんたが作ってみろよ』、第7話の“家族のクセが染みつく瞬間”が刺さりすぎる(感想)(ネタバレがあります)

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第7話、家族のクセって知らん間に体に染みつくんだなって気づかされて、ちょっと胸がぎゅってなった。
勝男(竹内涼真さん)と鮎美(夏帆さん)が遊園地でまったりしてるかと思いきや、弁当の味の話から家族の価値観まで一気にふか〜く潜っていく感じ。
虎吉(深水元基さん)たちと過ごす空気があったかいのに、勝(菅原大吉さん)の存在がチラつくと急に温度が変わるの、めっちゃリアル。
会話が普通すぎるのに、心に刺さる言葉ばっかでずっと静かに感情が揺れてた。

遊園地でのお弁当タイム、勝男(竹内涼真さん)の“感想癖”が発動

レジャーシートに座って、家族みたいに弁当を広げるシーンがすごく平和な空気だったのに、勝男(竹内涼真さん)が恵(西原亜紀さん)に味の感想を伝えようとした瞬間、場の空気がふっと揺れた。
虎吉(深水元基さん)が「つべこべ言わんで食えっち」とツッコむところ、兄弟ならではの遠慮ない感じが出ててちょっと笑えたけど、その奥に家族の歴史がチクッと滲む。
勝男の「ちゃんと感想を伝えた方が気持ちが伝わるかなと思ったの」って言葉、優しいのに不器用で、鮎美(夏帆さん)が横で微笑んでそうな光景が浮かんだ。
恵が「味の感想はうれしいよ」と喜ぶのも、そのやり取りが自然に心に残る。

虎吉(深水元基さん)が語る“反面教師の父”勝(菅原大吉さん)問題

恵の反応にびっくりした虎吉が、父・勝(菅原大吉さん)のことを語りだす流れが染みた。
「母さんの料理をいちいち評価しよったの嫌やったけん」って言葉、めちゃくちゃ切実。
だから虎吉は、“料理を評価しない男”になろうとしてたわけで、家族の影響が良い方向にも悪い方向にも跳ねるのがリアルすぎる。
「反面教師にし過ぎちょったな」って自分で気づく虎吉、人として柔らかくて、本気でいい兄だなって思った。
この瞬間、家族って“選ぶ”んじゃなくて“しみ込む”んだなって感じがする。

勝男(竹内涼真さん)が気づく“自分も父のコピーになっていた”という事実

虎吉が反面教師にしていた一方で、勝男は無意識に父のマネをしてたと認める流れがめちゃくちゃ胸に来た。
勝(菅原大吉さん)の「おかずが全体的に茶色い」みたいな一言を知らずに引き継いでるって、すごい現実味。
誰だって家族のクセを知らないうちに背負ってて、それがふとしたところで出るんよね…。
勝男の“気づき”は痛いけど、鮎美(夏帆さん)がそばにいることで、ちゃんと前向きに変われそうな空気があるのが救い。
このシーン、セリフが穏やかなのにめちゃくちゃ深い。

SNSが優しさで溢れた理由、“家族の影響”のリアルさ

「似ちゃう息子と反面教師にする息子」「結局その人次第」みたいな声がSNSに多かったのも納得。
親の癖を全否定できないし、かと言ってそのまま受け入れるのも苦しいし、その中で虎吉家がちゃんと柔らかい関係を作れてるの素敵だった。
恵の「感想はうれしいよ」の一言も、作り手の気持ちが全部詰まってて、視聴者の“分かる…”が溢れてた。
普通の家族話なのに、なんかすごく優しくて沁みるんだよね、この回。

まとめ

第7話は、料理の感想から家族の影、価値観の根っこ、そして兄弟の選んできた生き方まで全部がスッとつながって心に残った。
勝男(竹内涼真さん)と虎吉(深水元基さん)の会話は穏やかだけど深くて、見終わった後もじんわり響く。
鮎美(夏帆さん)がそばにいることで、勝男もちゃんと前に進めそうで安心したし、家族ってめんどくさいけど温かいなって思えた。
シーン自体は地味なのに、感情の温度はずっと高くて、すごく美しい回だった。
(みかんてぃ)