『じゃあ、あんたが作ってみろよ』、最終話の余韻がじんわり残るんだけど(感想)(ネタバレがあります)

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最終話、山岸鮎美(夏帆さん)と海老原勝男(竹内涼真さん)の空気が妙に穏やかなのに、心のどこかがずっとそわそわしてた。
別れから始まるドラマなのに、結末まで“成長”が主役みたいで、胸がじんわり熱くなる瞬間が多かった。
ふたりが同じテーブルに向かい合ってるのに、見てるこちらは未来の距離を考えてしまう感じ。
静かな最終話なのに、置いていく言葉の重みがずっと残るやつ。

山岸鮎美(夏帆さん)と海老原勝男(竹内涼真さん)、別れてからの成長が本編すぎる

鮎美(夏帆さん)は詐欺に遭ったあと落ち込みもしたけど、太平(楽駆さん)のバーを間借りして店を始めようと動き出す姿が本当に前向きで、見てる側の背中まで押されるようだった。
勝男(竹内涼真さん)は謹慎中に家事に向き合って、そこにある静かな努力がちゃんと伝わってくる。
“料理は女が作るもの”と口にしてた人が、家事を受け止めてやる側に回る。
ただそれだけなのに、すごい変化に見えるのは勝男の不器用さゆえかも。
別れてから、ようやくスタートラインに立てた2人って感じがした。

職場復帰する勝男の揺れがリアルすぎて刺さる

謹慎が明けて会社に戻る勝男を出迎える白崎(前原瑞樹さん)や南川(杏花さん)の優しい笑顔と、他部署の冷たい視線の温度差が痛い。
柳沢(濱尾ノリタカさん)は相変わらず突き放すし、そのたびに勝男の表情が小さく歪むのが画面越しに伝わってくる。
自分のやらかしの重さも、人の目線の刺さりも、全部ひとりで背負うしかないのがしんどい。
でもそんな状況でも、勝男の足取りは前よりしっかりしていて、胸の奥がふわっと温かくなる瞬間があった。

鮎美が歩き始めた新しい道、少し不安ででも輝いてる

鮎美(夏帆さん)が自分のお店を作ろうと動く姿、焦りより希望が勝っていて、その明るさが好印象すぎた。
太平(楽駆さん)との軽い会話にも、鮎美の“自分で進みたい”という気持ちがにじむ。
恋人ファーストで自分を見失っていた過去を思うと、その変化の大きさにぐっとくる。
勝男と別れて、自分の足で立とうとする鮎美は、強さと不安を同時に抱えているようで、見ていて胸がじわっとなる。

「終わりにしよう」ふたりの決断が静かで、でも重い

勝男(竹内涼真さん)が「終わりにしよう」と言ったときの、視線の揺れが忘れられない。
鮎美(夏帆さん)がその言葉を受け取って「終わりにしよう」と返すまでのわずかな間に、ふたりの歴史が詰め込まれているみたいだった。
声は落ち着いているのに、心の奥ではたぶん色々渦巻いてたと思う。
別れることでしか前に進めない関係ってあるのかもしれない、って静かに納得させられるようなシーンだった。
元サヤじゃないラストが逆にリアルで、じんわりくる。

SNSの反応も賛否混ざりつつ、ふたりへの愛があふれてた

「お互いに前に進もうという、すがすがしいラスト」とか、「元サヤだと思ってたから衝撃」って声が多くて、揺れる視聴者の気持ちがそのまま文章になってた。
勝男ロスを嘆く声や「竹内涼真さんがハマり役だった」という熱い感想もあって、キャラの成長に感情移入してた人が多いのがわかる。
「別れが無駄じゃない」というコメントも共感度が高くて、恋愛ドラマというより、人生の物語として見てた視聴者も多そう。
すっきりしながらも切ない、そんな空気がTLに漂ってた。

まとめ

最終話は、恋の結末というより“人生の交差点”を見せられた感じがあった。
山岸鮎美(夏帆さん)も海老原勝男(竹内涼真さん)も、別れの痛みよりも、その先に進もうとするまっすぐな姿のほうが心に残る。
くっつくだけがハッピーじゃないって、静かに教えてくるラストだった。
ドラマを見終わっても、ふたりがこれからどう生きるのかを想像してしまう余韻が、まだあたたかく残ってる。
(りりたん)