『じゃあ、あんたが作ってみろよ』、第7話の鮎美の告白が胸の奥にずしっときた(感想)(ネタバレがあります)

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第7話、鮎美(夏帆さん)がずっと“結婚”にこだわっていた理由が明らかになる流れ、心のどこかをぎゅっと掴まれる感じで息が止まりそうだった。
家族が揃ってるのに全然暖かくない空気とか、誰も悪者じゃないのに噛み合わない距離感とか、そういうリアルさが静かに刺さる。
勝男(竹内涼真さん)の横に立ちながら過去を打ち明ける鮎美の表情が、強さと弱さの境目みたいで、見ていて胸がぎゅっとなった。

両家の顔合わせ、空気が重すぎて呼吸浅くなるレベル

鮎美(夏帆さん)と勝男(竹内涼真さん)に黙って進められた両家の顔合わせ。
最初の時点で“あれ、これ絶対うまくいかない流れじゃん”って空気が漂っていた。
鮎美の姉・さより(菊池亜希子さん)まで来ているのに、父・正司(星田英利さん)はまさかの釣りで遅刻。
仕事じゃなく釣り、というワードの重みがすごくて、さよりの「家族のことは無関心」のひと言がまるで結論みたいに響いた。
貴恵(しゅはまはるみさん)は海老原家に謝り倒しながら、全部正司のせい、と強い口調で言い切る。
そして正司が勝男に向けて「嫁選びはね、慎重にね」と言った瞬間、空気がピキッと割れたようだった。
テンションがまったく合わない親たちの会話、見てる側も心臓きゅっとなる。

鮎美が“結婚にこだわる理由”を語る場面の破壊力

顔合わせが終わってようやく呼吸が戻ったところで、鮎美(夏帆さん)の言葉が静かに落ちてくる。
子どもの頃を思い出してため息をつく姿、そのまま心の奥を開くみたいに勝男へ語り始める。
「お父さん、死なんかな。そしたら保険金入るんに」
母・貴恵(しゅはまはるみさん)がイライラのまま口にしたその言葉を、幼い鮎美はずっと抱えていた。
“ああはならない、絶対に幸せな家庭築いてやる”
その決意が、鮎美の人生の芯になっていたんだとわかる瞬間、胸の奥がきゅっと痛む。
何気なく吐かれた大人の言葉が、子どもの心に一生残るってリアルすぎて泣きたくなる。

SNSの反応、共感の嵐でタイムラインが静かにざわつく

SNSでは「言っちゃいけない言葉を子どもの前で言わないで」の声が多くて、みんな鮎美と同じ痛みを共有してるみたいだった。
「そういうのって一生残る」「ああはなりたくない気持ちわかる」の投稿も多くて、画面越しに“刺さった”人が本当に多いのがわかる。
家庭が不安定だと「幸せな結婚」に強く憧れる気持ち、めっちゃ理解されてて、鮎美の過去に寄り添う言葉で溢れていた。
ドラマというより人生の一部みたいな共感が散らばってて、しばらく胸がじんとしたままスクロールが止まった。

鮎美と勝男の距離感がゆっくり整っていく感じが好き

鮎美の告白を聞いた勝男(竹内涼真さん)の表情が優しくて、責めるでもなく慰めるでもないあの距離感が本当に良かった。
誰かの傷を理解するのってむずかしいのに、静かに隣に立つことを選ぶ感じがすごく自然。
鮎美も強がらず、でも依存しすぎず、等身大で気持ちを見せてくるからこそ、2人の関係がゆっくり深まっていくのがちゃんと伝わる。
家族の痛みがあったからこそ、誰かと作っていく関係をまっすぐ大事にしようとする姿、ほんとに尊い。

まとめ

第7話は、鮎美(夏帆さん)の過去が明らかになったことで、彼女がこれまで見せてきた表情や強さの理由が全部一本の線につながった回だった。
勝男(竹内涼真さん)の受け止め方も優しくて、2人の関係が一段階深まった感じがして胸がぽわっと温かくなる。
家族の言葉に傷つきながらも、“自分はああはならない”と未来を選び取ろうとする鮎美の強さが静かに美しかった。
ハードな内容なのに、見終わると不思議と心が柔らかくなる、そんな余韻が残った。
(みかんてぃ)