第1話、笑えるのに現実の角度がやたら鋭くて、軽い気持ちで見てたのに途中から姿勢が正された。
赤木ユカ(加藤ローサさん)と青島智恵子(福田麻貴さん)、同い年なのに価値観が真逆で、会話が毎回バチっと噛み合わない。
婚活が舞台なのに、恋愛の話だけじゃなくて生き方のクセまで見えてくる感じがあって、妙に刺さる。
コメディのテンポで進むのに、心のどこかがチクっとする場面が混ざってくるのがこの作品の強さだと思った。
赤木ユカ(加藤ローサさん)の自信満々スタートが愛おしい
赤木は恋愛経験豊富で、美人で、これまで男に困ったことがないタイプ。
理想は高収入イケメンで、婚活パーティーも街コンも代理婚活も、全部「行けばなんとかなるでしょ」ってノリで突っ込んでいく。
その勢いが頼もしいのに、同時にちょっと危うくも見えるのが面白い。
「この会場にライバルはいない、勝ち確」って思ってる瞬間の表情が、自信と油断のミックスで絶妙だった。
加藤ローサさんの軽やかな演技が、赤木のポジティブさをちゃんと可愛く見せてくれるから、失敗しても嫌味にならない。
青島智恵子(福田麻貴さん)の理論武装が鋭すぎる
青島は婚活歴8年の大ベテランで、恋愛を感情じゃなくデータで見るタイプ。
条件は「安定した収入」一本で、ルックスは完全に度外視。
出会いの場で女同士つるむのは機会損失、プロフィールの趣味に海外旅行は金遣いが荒い印象、全部が即座に理屈で返ってくる。
言ってることは正論なのに、言い方が容赦なさすぎて空気が一瞬で凍るのが逆におもしろい。
福田麻貴さんのキレのある台詞回しが、青島の冷徹さをコメディに寄せてくれて、重くなりすぎないのがちょうどいい。
婚活パーティーの現実がじわっと来る
フリータイムで赤木のところに誰も来ない流れ、笑っていいのか戸惑うくらいリアル。
興味のない男性に塩対応してたのを、他の男性も見ているって指摘される場面、地味に効く。
外見が良くても態度で評価が下がるって話、さらっと言われるけど結構シビア。
赤木が狙った男性の元に自分から行っても、相手が困惑するだけで終わるのも、希望と現実の差がはっきり出てた。
この一連で「勢いだけじゃ勝てない戦場」って空気がちゃんと伝わってくる。
黒崎タカシ(桐山漣さん)との別れが残した影
顔もスペックも最高だった元カレ黒崎と別れてからの37歳の誕生日、ここが赤木の現在地。
一人で過ごす夜に、母からの電話で現実を突きつけられる流れが静かに重い。
「のんびり構えちょる場合じゃねえ」って言葉が、冗談っぽいのに本気で来る。
赤木の明るさの裏にある焦りが、この場面でちゃんと見えるから、婚活に全力になる理由も納得できる。
正反対なのに組むしかない二人の始まり
大惨敗の翌日、会社で青島がさらっと組もうって提案する流れがまた上から目線。
婚活の種類によっては友人同士で参加した方がいい、ノウハウを授ける、全部が指導モード。
それでも赤木が深刻にならずに受け止めてるのが、このコンビのバランスなんだと思う。
勢いで突っ込む赤木と、理論で固める青島、どっちも単体だと詰む場面が見えてるから、組む意味がちゃんとある。
ここからどう噛み合っていくのかが、一番の見どころになりそう。
まとめ
第1話は、婚活を題材にしながら、人の思い込みと生き方のズレをテンポよく見せてくる回だった。
赤木ユカ(加藤ローサさん)の前向きさと、青島智恵子(福田麻貴さん)の理屈っぽさが正面からぶつかる感じが心地いい。
どっちが正しいとかじゃなくて、どっちにも足りない部分が見えてくるのが面白い。
笑いながら見てたのに、気づいたら自分の価値観もちょっと揺さぶられてる、その感覚が残る第1話だった。
(ゆめのん)
