NHK朝ドラ第113作『ばけばけ』の第18話では、吉沢亮さん演じる錦織友一の“さらっと放った一言”が話題をさらった。
静かな夜のワンシーンに視聴者が息をのむ——その余韻がSNSを席巻し、「錦織さん」がトレンド入りする事態となった。
高石あかり主演の新しい朝ドラ像
本作は、明治期の松江を舞台にした“日常と異文化が交錯する”夫婦の物語。
主人公・松野トキ(高石あかり)が、外国人の夫・ヘブン(トミー・バストウ)と生きる中で、自分らしさを見つけていく過程を描く。
物語の背景には、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)と妻・セツ夫妻の人生が重ねられており、「怪談」を愛した夫婦の心の交流を軸に展開される。
繊細で幻想的な雰囲気が漂い、“朝ドラの新境地”とも呼ばれる作品だ。
銀二郎との再会、そして新たな転機
第18話では、トキが出奔した夫・銀二郎(寛一郎)を東京で探し出す。
銀二郎は、突然家を出たことを謝罪しながらも、松野家に戻るつもりはないと告げる。
一方で「東京で夫婦2人で暮らしませんか?」と提案するなど、関係の再構築を模索する姿が印象的だった。
すれ違いながらも互いを想う夫婦のやり取りに、「やっぱり銀二郎は不器用すぎる」「この2人の距離感が切ない」といった声も多かった。
錦織友一、静かな衝撃「女房殿だ」
そして話題をさらったのが、吉沢亮さん演じる錦織友一の一言。
考え込む銀二郎に「しばらくおってよいからな」と声をかけた後、
「女房殿だ」と、まるで自然に続けるように言葉を置いた。
さらに「私も松江に妻を残してきて人のことを言えないが、大切にするんだぞ」と穏やかに助言。
この“さりげない一言”が爆発的な反響を呼んだ。
視聴者のSNSには、
「え!?錦織さん、結婚してたの!?」「妻がいたとは聞いてない!」「さらっと衝撃発言!」「朝から心臓に悪い」「誰が奥さんなの…?」
と驚きのコメントが相次ぎ、「錦織さん」「吉沢亮」がトレンド入りするほどの盛り上がりを見せた。
吉沢亮の静かな存在感
吉沢さん演じる友一は、第17話で初登場したばかり。
それにもかかわらず、わずかな出番で視聴者の心を掴んだ。
穏やかで理知的、それでいて何かを抱えていそうな影。
“松江に妻を残してきた”という一言が、その背中に深い物語を感じさせる。
SNSでは「吉沢亮が朝ドラで放つ静けさがすごい」「この人の人生も描いてほしい」と、彼を主役にしたスピンオフを望む声まで上がっていた。
“夫婦”というテーマが浮かび上がる
第18話では、トキと銀二郎、そして友一——それぞれが“夫婦”という関係をめぐって語る。
時代が移り変わる明治という舞台で、愛の形や家族の在り方が揺らいでいく様子が丁寧に描かれていた。
“怪談”という不思議な題材を持ちながら、人間の温かさと哀しさをリアルに描くのは、まさに本作の真骨頂だろう。
まとめ
第18話は、静かな会話の中に深い衝撃を潜ませた回だった。
「錦織さん結婚してたの!?」という驚きがSNSを席巻しながらも、彼の言葉には優しさと人生の重みがあった。
吉沢亮さんの低音ボイスと穏やかな佇まいが、その“余白の美しさ”を際立たせている。
今後、錦織友一がどのように物語に関わっていくのか、そして“松江に残した妻”の存在が描かれるのか——ますます目が離せない。
(ちーず姫)

