第23話、朝ドラなのに朝からざわついた。
錦織友一(吉沢亮さん)と江藤安宗(佐野史郎さん)の会話、静かなのに重かった。
「危ない橋を渡ってまで君を呼び戻した」って一言、まるで爆弾みたい。
このドラマ、明治ロマンな風景の中で、ちゃんと人の闇を描いてくる。
高石あかりさん演じるトキの優しさがあるからこそ、その不穏さが余計に刺さる。
錦織(吉沢亮さん)の“影”がついに動き出した
第21話でのトキ(高石あかりさん)との再会も印象的だったけど、第23話の錦織(吉沢亮さん)は別の顔をしてた。
秀才で「大盤石」って呼ばれるのに、どこか自信がなさそうな瞳。
「まぁ、一応は…」って試験の話を濁したあの瞬間、何かを隠してる感じがした。
今回、江藤(佐野史郎さん)の「危ない橋」という言葉で、その“何か”がますます気になって仕方ない。
錦織が背負ってるものは、単なる貧しさとか挫折じゃない気がする。
優秀な人ほど、壊れそうな何かを抱えてるのがこの作品らしい。
江藤知事(佐野史郎さん)の一言が怖すぎた
知事の江藤(佐野史郎さん)、笑顔の裏が読めなさすぎる。
「危ない橋を渡ってまで君を呼び戻した…」って言葉、政治の駆け引きの匂いしかしない。
彼の“理想”と“県の未来”のためなら、誰かを犠牲にしても構わない感じがある。
あの静かな口調の中に潜む圧力、佐野さんの演技の深みがすごい。
ヘブン(トミー・バストウさん)を招いたのも、本当に教育のためだけなのか疑ってしまう。
この島根、表向きは明るいけど、裏には何層もの思惑がうごめいてる。
トキ(高石あかりさん)と錦織(吉沢亮さん)の距離が切なすぎる
再会した時のトキ(高石あかりさん)のまっすぐな瞳が、今思えば痛い。
錦織が何を抱えていても、彼女は信じてるんだろうなってわかるからこそ、見ていてつらい。
「よう覚えちょるなぁ…」って優しく笑ってたけど、その裏に隠れた寂しさがにじんでた。
2人の間に流れる“4年分の沈黙”が、どんな言葉よりも濃い。
恋とか友情とか超えて、人としての絆を感じる関係。
でも、次に来る展開が穏やかじゃなさそうで、心がそわそわしてしまう。
視聴者もざわつく、“危ない橋”の真意
SNSでは放送後から「知事の言葉が怖い」「裏がありそう」「錦織の過去が気になる」って声が止まらなかった。
「危ない橋」って何? 「試験受かってない」とか「実は前科が?」なんて考察も飛び交ってる。
でも、この作品の描き方的に、ただのスキャンダルじゃ終わらなそう。
人間の尊厳とか、信念とか、そういうもっと深いテーマに触れてくる気がする。
静かな会話なのに、ここまで緊張感あるのすごい。
まとめ
第23話は、“言葉の重み”で見せる回だった。
錦織(吉沢亮さん)の沈黙、江藤(佐野史郎さん)の圧、そしてトキ(高石あかりさん)の祈るような優しさ。
全部が絡まり合って、次の波乱の予感しかない。
「危ない橋」って言葉、きっと今後のキーワードになる。
明治の朝の光がやわらかくても、このドラマの底はどこまでも深い。
(ちーず姫)
