『ばけばけ』第8話、“あのあの話”で朝から爆笑した(感想)(ネタバレがあります)

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朝ドラでここまでテンポのいい“会話劇コント”を見せてくるとは思わなかった。
第8話の『ばけばけ』は、最後の1分で空気がガラッと変わる。
シリアスな時代劇トーンから一転、“あのあの話”という謎ワードを中心に全員がボケとツッコミを同時にやる奇跡のシーン。
真顔で演じる豪華キャストのギャップが面白すぎて、朝からコーヒー吹いた人、多数。
それでいてちゃんと物語の裏に“秘密の匂い”を残していくのが、このドラマの底力。

トキ(高石あかりちゃん)の初お見合い、まさかの即破談スタート

主人公・トキ(高石あかりちゃん)は、松江の元士族の娘。
お見合い相手・守道(酒井大成くん)は感じのいい青年で、最初の空気はすごく穏やかだった。
でも、「武士の家に婿入りはできません」と、あっさり断られて終了。
その瞬間の沈黙が、逆にリアル。
父・司之介(岡部たかしさん)と祖父・勘右衛門(小日向文世さん)の“武士の誇り”が、今の時代に合わなくなってる感じが切なかった。
でも、この家族のちょっとズレたプライドが、物語のあたたかさにもなっている。
失敗を笑いに変えていく流れが、さすが朝ドラだと思った。

雨清水家での会話、全員クセが強くて目が離せない

破談の謝罪に向かった松野家が、雨清水家を訪ねるシーン。
ここで一気に登場するのが、タエ(北川景子さん)と傳(堤真一さん)。
この2人が画面にそろうだけで、品と迫力がすごい。
でも、そこに司之介(岡部さん)、フミ(池脇千鶴さん)、勘右衛門(小日向さん)が混ざると、会話がどんどんカオスに。
重い謝罪ムードかと思いきや、なぜかテンポが漫才みたいに跳ねていく。
その絶妙な間がクセになる。

ラスト1分、“あのあの話”がもはや言葉遊びの芸術

タエ(北川景子さん)が「トキちゃんにだけ話がある」と言い出した瞬間、みんながざわつく。
そこから始まる、“あの”を何回も重ねる謎会話。
「そのあの話はあのあの話でございます」「あのあの話?」の応酬が止まらない。
しかも全員が真顔でやってるのが最高。
傳(堤真一さん)が「そのあの話とはどのあの話じゃ?」ってキレ気味に言うたび、朝から笑いが止まらなかった。
トキ(高石あかりちゃん)がただポカーンとしてるのも可愛くて、視聴者の気持ちを完全に代弁してた。
SNSでも「“あのあの話”って何?」「全員真顔でボケるの反則」ってコメントが溢れたのも納得。

“あのあの話”の裏に見える、トキの出生の秘密?

笑いで終わったように見えて、ちゃんと伏線も仕込まれてた。
第6話でのフミ(池脇千鶴さん)とタエ(北川景子さん)の意味深な会話、そして第7話でトキが「どうして雨清水家の人たちはこんなに優しいの?」って聞いた時の家族の反応。
あれ、全部“あのあの話”につながってる気がする。
トキが雨清水家と血のつながりがあるのでは、という考察もSNSで爆発中。
ただのギャグじゃなくて、次の波乱への“布石コント”なのが最高。
笑わせながら伏線を残す構成力、NHKやっぱり恐ろしい。

高石あかりちゃんの“間の演技”が光ってた

今回の主役・トキは、リアクションが100点。
周りが全員ボケ倒す中で、ひたすら困惑してるだけなのに、表情だけで笑える。
高石あかりちゃんの“セリフのない芝居”が抜群に上手い。
あの「わけがわからないけど、なんか深刻そう」な顔、まさにトキそのもの。
朝ドラヒロインの中でも、静かに存在感を増してるタイプ。
コミカルな回なのに、彼女が真ん中にいると物語が崩れないのがすごい。

まとめ

第8話は、朝ドラとは思えないテンポと会話劇のキレで、笑いと謎が同時に爆発した回。
豪華キャストが全員本気で“ふざけてる”のが最高のご褒美。
でも、ちゃんとトキの人生に関わる大きな秘密が隠されている気配もあって、ただのギャグじゃ終わらない。
朝から笑って、少し不安になって、また笑う。
『ばけばけ』、タイトル以上に化けそうな朝ドラになってきた。
(ちーず姫)

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