第9話、朝から笑って泣いて大変だった。
松野司之介(岡部たかしさん)がまさかの“髷カット”で登場する瞬間、息止まった。
あんなに誇り高い武士だった人が、娘のために髷を切るなんて。
その一方で、「切るんじゃなかった…」って崩れ落ちる姿が最高に人間味あって、もう反則。
“落ち武者父ちゃん”が朝ドラの新たな伝説になった。
娘の幸せのために、誇りを手放す父の覚悟
トキ(高石あかりさん)の言葉、「人を幸せにする武士でいてほしい」。
あれが司之介の心を動かした瞬間だったんだと思う。
時代に取り残されながらも、娘の言葉を真っ直ぐに受け止めて、
武士の象徴である髷を自らの手で切る——その決断があまりに誠実で切ない。
理髪店から出てきたときのあの照れくさそうな笑顔。
「落ち武者のようで不格好ではあるがな」と言う声の震え。
愛情と覚悟が滲んでて、涙が止まらなかった。
岡部さんの演技、静けさの中に温かさがあって本当に見事だった。
“辻斬りか!”の勘右衛門と“落ち武者”の共演が神
小日向文世さん演じる勘右衛門の「辻斬りか!」、朝から声出して笑った。
司之介の髷なし姿を見た瞬間のリアクションが100点すぎる。
怒りと困惑と悲しみが全部混ざってて、まるで舞台のコントみたいなテンポ。
でもそのすぐ後に、土下座して謝る司之介をちゃんと受け入れる流れが最高だった。
笑いと感動のバランスが神がかってる。
堤真一さんの「申し訳ございません。うちの落ち武者が」も完璧。
あの一言で場がほぐれて、家族の絆が浮かび上がる。
“笑い”が“和解”に変わる瞬間って、朝ドラらしい奇跡の時間だった。
「切るんじゃなかった…」の破壊力
お見合い相手の山根家がまさかの全員髷スタイルという展開。
司之介の「え?」の間抜けな声、最高のタイミングだった。
そのあとの「切るんじゃなかった…」で崩れ落ちる姿、完璧なコメディ演出。
でも笑いながらも、そこには“父の不器用な優しさ”がある。
娘のためにした行動が裏目に出ても、それを笑える家族がいる。
そんな温かさが画面全体を包んでた。
この“失敗の優しさ”が、『ばけばけ』という作品の魅力だと思う。
高石あかりさんのトキが優しすぎる
トキ(高石あかりさん)の「お父さま…ありがとう」の眼差しがすべて。
驚きと尊敬と、ちょっとした呆れが混ざった複雑な表情。
どんなに不器用でも、父の愛がちゃんと届いてる。
高石さんの演技、柔らかいけど芯がある。
“はしごだか”の高石あかり、朝ドラでも圧倒的な存在感を放ってた。
トキというキャラクターが、作品全体を優しく照らしてる。
視聴者の反応:“落ち武者”が朝を制圧
放送直後からX(旧Twitter)は「落ち武者」で大爆発。
「リアル落ち武者」「コントかと思った」「お父さん最高」「笑って泣いて忙しい」などの声が続々。
特に「うちの落ち武者が」のセリフは名言認定。
「朝から涙吹き飛んだ」「反則的なコメディセンス」との感想も多かった。
“落ち武者”が視聴者全員を幸せにした回、間違いなし。
まとめ
第9話は、“父の愛と笑い”が詰まった神回だった。
髷を切る決意に涙し、落ち武者騒動に笑い、最後に家族の温かさに包まれる。
時代の誇りを手放しても、娘の幸せを守る司之介。
その姿こそ、“本物の武士”だったと思う。
朝から幸せと感動を届けてくれる『ばけばけ』、本当に最高。
笑って泣いて元気になれる、そんな30分だった。
(ちーず姫)
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