べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~ 心がざわつく第35回、凧が落ちた瞬間に世界が静まった(感想)(ネタバレがあります)

本ページはプロモーションが含まれています

スマホ握ったまま固まった。
第35回、息止まる展開。
蔦屋重三郎(横浜流星さん)の顔に映る迷い、あれズルい。
圧と優しさの温度差で胸がじんわり熱くなったのに、ラストの一撃で体温ごっそり持っていかれた。
怖いのに目は離れない感じ、わかる?
ちょっと震えつつも、次の一歩を見届けたい気持ちが勝ってる。

第35回「間違凧文武二道」、ざっくり感想

今回の蔦重こと蔦屋重三郎(横浜流星さん)、攻めと守りの間でブレーキ踏み直すみたいな空気。
松平定信(井上祐貴さん)を茶化した風刺「文武二道万石通」が思わぬ方向に燃料投下しちゃって、笑ってたはずが笑えない展開に。
喜多川歌麿(染谷将太さん)もそれぞれの場所で心の針が揺れてて、江戸の鼓動が早回し。
画面の隅々まで緊張感がじわっと染み出してた。

定信の勘違いが火力強すぎ問題

定信があの風刺を“自分への追い風”っぽく受け取った瞬間、胃がキュッてなった。
松平定信(井上祐貴さん)の静かな圧、あれこそ権力の重みって感じで、蔦重の「え、そっち?」みたいな複雑さが顔色に滲む。
横浜さんの目が一瞬だけ泳ぐの、刺さった。
皮肉が回り回って改革にガソリンを注ぐ皮肉さ…こういうすれ違いの連鎖が一番怖い。
軽口が刃物になる瞬間を、肌で感じた。

歌麿の心がふっと揺れた瞬間

喜多川歌麿(染谷将太さん)が“かつての縁”に触れたとき、空気の湿度だけスッと変わった気がした。
筆先が記憶をなぞるみたいな、柔らかい余白。
染谷さんの声の奥にあった小さな熱が、静かに輪郭を持ち始めるのが最高。
喧噪の江戸で、ふっと立ち止まる場所があるって救いだよね。
画面の色味まで少し温かく見えて、心拍が落ち着いたのに…このあとまた波が来るのが分かってるから余計に切ない。

ラストの凧と「鸚鵡返文武二道」の影

糸がプツン、凧がひゅるる…って落ちるあの絵、言葉より雄弁。
運命の結び目が切れた合図みたいで、背筋がスッと冷えた。
「鸚鵡返文武二道」という次の一枚に、さらに濃い皮肉が仕込まれてる予感。
蔦屋重三郎(横浜流星さん)が選ぶ“面白さのための危険”と“身を守る知恵”の両天秤、どっちに傾いても痛いの分かるから、見てるこっちまで肩がこわばる。
静かな悲鳴、画面の外で上がってた。

次回予告:春町の一瞬で血の気引いた

恋川春町(岡山天音さん)が「命を懸けて戯ける」って文字とともに腹に手を添えるあのカット、鼓動が止まったかと思った。
岡山さんの表情が薄氷みたいに繊細で、触れたら割れそう。
風刺を“遊び”として差し出すには、あまりに世界が鋭すぎる。
「第36回『鸚鵡のけりは鴨』」のタイトルまで含めて不穏のフルコースで、心がきゅっと縮む。
無事でいて、って祈りが勝手に口の中で形になった。

まとめ

言葉は軽やか、でも代償は重い。
第35回は、そのギャップが骨身にしみる回だった。
蔦屋重三郎(横浜流星さん)の迷い、松平定信(井上祐貴さん)の強度、喜多川歌麿(染谷将太さん)の温度、そして恋川春町(岡山天音さん)の刹那。
どれも痛いほど生きてる。
怖くてたまらないのに、次を見ずにはいられない…まったく、心臓に悪いよ。
(みかんてぃ)

楽天市場、24時間限定タイムセール | 毎朝10時更新!日替わりで毎日お得!
Amazonタイムセール
人気の商品が日替わりで登場。毎日お得なタイムセール