べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~ 第34回「ありがた山とかたじけ茄子」夫婦のやり取りが刺さる(感想)(ネタバレがあります)

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第34回、今回もテンポ良く進んで面白かった。序盤から妻・てい(橋本愛さん)が蔦重(横浜流星さん)にズバズバ切り込む場面は、笑えるのに核心を突いてて「なるほど」ってなる瞬間だらけ。ひるむ蔦重の表情が可愛く見えて、SNSで「かわいい」って言われてるのも納得だった。

松平定信の抜擢で揺れる江戸

天明7年、若き松平定信(井上祐貴さん)が老中首座に就任。米不足などで疲弊する市中に救世主のように迎えられるけど、その背景には本人が仕掛けた噂の流布も描かれていて、人心掌握術がリアルに感じられた。蔦重(横浜流星さん)にとっては懇意にしてきた田沼意次(渡辺謙さん)の時代が揺らぐ中、街の風向きが自分に向かう影響も強く、焦りや怒りを隠せない様子が印象的だった。

夫婦でぶつかる視点の違い

定信を「ふんどし野郎」と罵る蔦重(横浜流星さん)に対して、冷静に「帳尻合わせをしただけと見られたのでは」と切り返すてい(橋本愛さん)。夫婦の温度差が浮き彫りになる会話のテンポが最高だった。ていの言葉は冷静すぎて氷のように鋭く、それを受けてトーンが落ちる蔦重の姿は、強気なのに弱さも覗かせて人間味があった。橋本愛さんの演じるていは、一歩引いてるようで実は核心を突く存在感がある。

「眼鏡を外す」迫力の一撃

最大の見どころは、やっぱりてい(橋本愛さん)が眼鏡を外して「世間様にございます!」と蔦重(横浜流星さん)を射抜く視線を向けた瞬間。視聴者が一斉に「なんで眼鏡取った?」ってツッコむのも当然で、その迫力は夫婦げんかの枠を超えてた。ひるんで「なんで取るんだよ」と返す蔦重の可愛さとのギャップが最高に面白い。小さな仕草でシーン全体の緊張感を爆発させる橋本愛さんの芝居に圧倒された。

遊びか質素か、価値観の衝突

定信(井上祐貴さん)が掲げる「質素倹約」を正しいと受け入れるていと、「遊びもなくして何が人生だ」と反発する蔦重。この対比は、時代の価値観のせめぎ合いそのものだった。放蕩を責める冷静な視点と、粋を尊ぶ江戸っ子の感覚。どちらが正しいとも言い切れないぶつかり合いに、夫婦の会話を通して社会の縮図が見えるのが面白い。夫婦げんかなのに歴史の大きな流れを背負ってる感じが痺れる。

まとめ

第34回は、蔦重(横浜流星さん)とてい(橋本愛さん)の“夫婦げんか”が物語の中心になりながら、時代の変化を映し出す回だった。蔦重の苛立ちとていの冷静な分析がぶつかり合い、笑えて胸に刺さる。眼鏡を外す仕草ひとつで本気度を示すていと、思わずひるむ蔦重の姿に、キャラクターの魅力がぎゅっと詰まってた。大河らしい重厚さの中に夫婦漫才みたいな軽妙さが混ざるのも、この作品の楽しさだと思う。
(ゆめのん)



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