第6話、胸がぎゅっと掴まれるくらい重かった。有島（栄莉弥さん）のカンニング疑惑から始まった話なのに、その裏に隠れてた親との関係や心の傷が次々明らかになって、ただの不正事件じゃなかったんだって思わされた。健治（磯村勇斗さん）が寄り添おうとする姿や、珠々（堀田真由さん）が見せる優しさも印象的で、心が揺れっぱなしの回だった。
父との再会と健治の変化
夏の終わりに尾碕（稲垣吾郎さん）と健治（磯村勇斗さん）の父・誠司（光石研さん）が20年ぶりに再会する場面から、物語の奥行きが一気に広がった。かつて同じ学校で教壇に立っていた二人が健治のことを語る流れは、彼の不器用な生き方をより深く理解させてくれた。さらに2学期に入り、健治が珠々（堀田真由さん）を意識し始める描写は、ちょっと照れくさくて温かい気持ちになった。天文部の仲間にその気持ちがバレちゃってる感じも、青春っぽくて微笑ましかった。
カンニング疑惑と健治の決断
鷹野（日高由起刀さん）と北原（中野有紗さん）が健治（磯村勇斗さん）に持ち込んだ相談は、有島（栄莉弥さん）のカンニング目撃談。優等生で医者の息子でもある彼にそんな疑いがかかるなんて衝撃的だった。井原（尾美としのりさん）は信じられない様子だったけど、担任の巌谷（淵上泰史さん）は成績が伸び悩んでいた事実を語り、父親からの強烈なプレッシャーも浮かび上がった。健治が「正しい道に導くべきだ」と強く訴え、テストの場で教壇に立つ展開には緊張感が走った。
有島の叫びと崩れ落ちる心
テストの結果、有島（栄莉弥さん）は推薦を受けられなくなり、父から厳しく叱責されて追い詰められる。屋上から飛び降りようとする姿は観ていて息が止まるほど苦しかった。さらに盗撮疑惑まで浮上し、状況は悪化の一途。それでも巌谷（淵上泰史さん）が教育虐待の実態を健治（磯村勇斗さん）と珠々（堀田真由さん）に伝えることで、有島がどれだけ縛られていたのかがわかった。母親がいなくなったのは自分のせいだと泣き叫ぶ姿に、心が痛くて仕方なかった。
救いの言葉と仲間の存在
そんな有島（栄莉弥さん）に北原（中野有紗さん）がかけた優しい言葉は、硬く閉ざされた心を少しずつ溶かしていくものだった。健治（磯村勇斗さん）も「自分の道は自分で考えた方がいい」と語りかけ、決して突き放さず寄り添う姿が温かかった。最後にバスケットボールを通じてみんなと笑顔を取り戻す場面は、それまでの重苦しさを少し和らげてくれて、青春らしい希望を感じられた。
まとめ
第6話は、受験のプレッシャーや親子関係の重さを真正面から描いていて胸に迫った。有島（栄莉弥さん）の叫びは痛々しかったけど、北原（中野有紗さん）や健治（磯村勇斗さん）、珠々（堀田真由さん）の存在が光になっていた。教育虐待というテーマは重いけれど、それでも仲間と過ごす時間が救いになることを示してくれて、涙の中に小さな希望を感じた。
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