第1話、ほのぼのムードから一気に空気が変わる感じ、あのラストで全部持ってかれた。
波多野玄一(及川光博さん)のまっすぐな言葉が心に刺さったかと思えば、ラスト2分で楠ほたる(白鳥玉季さん)の一言に呼吸止まった。
“優しさだけじゃ終わらない”ってこういうこと。
笑ってたはずの口元が、気づいたら固まってた。
心優しき玄一(及川光博さん)の「恋と革命」宣言
玄一(及川光博さん)は、どこまでも穏やかで、でも芯がある人。
車中泊してる作田索(手越祐也さん)と出会って、彼の婚姻届を拾った瞬間の空気が妙にリアルだった。
同じ痛みを知るからこそ、他人の幸せを本気で願っちゃう。
「家を買って『かすがい』にして、俺たちの恋愛にだって意味があることを証明しましょう」って言葉、勢いあるけど、優しさが滲んでた。
それを受け止めきれずにドン引きする索(手越祐也さん)も、わからなくはない。
優しさと必死さのバランスが難しい大人の恋、初回から深い。
作田索(手越祐也さん)のクールさと距離感のリアルさ
索(手越祐也さん)は“クール”って言葉の裏にちゃんと傷を隠してるタイプ。
恋人と別れ、車で寝泊まりしてるあの孤独感が痛いほど伝わってきた。
玄一(及川光博さん)の勢いに引き気味になりつつも、心のどこかで温もりを欲してるようにも見えた。
「ドン引き」というより、“怖くなるほど優しい人”に出会った戸惑い。
ふたりの温度差が、今後どう埋まっていくのかがすでに気になる。
笑いと切なさの距離が、絶妙にリアルだった。
訳あり中学生・ほたる(白鳥玉季さん)の真っすぐすぎる世界
ほたる(白鳥玉季さん)は、大人たちの複雑な想いをまっすぐ見抜くタイプ。
アパートの隣人・玄一(及川光博さん)を父親代わりに感じて、担任の索(手越祐也さん)と一緒に玄一の家を訪れる。
3人がファミリーサイズのアイスを分け合う場面、優しくてちょっと切なかった。
玄一が「諦めることに慣れてきたけど、欲しいものは、ちゃんと欲しがることにしてみます」って語るところ、静かに泣けた。
その言葉にほたるが反応する目の動き、子どもの純粋さと大人への理解の間で揺れてた。
無垢でありながら、彼女の世界の色は決して薄くない。
衝撃のラスト2分、「私、あなたを買います」
そしてラスト。
ほたる(白鳥玉季さん)がスーツケースを開けて、3000万円を見せながら言う。
「私、あなたを買います」。
あまりに突然で、ドラマの空気が一瞬で変わった。
玄一(及川光博さん)の表情が止まったまま映るシーン、音すら消えたようだった。
さらに、ほたるの母(麻生久美子さん)が意味深に現れて終わる展開。
日曜の夜にしては衝撃が強すぎて、SNSも一斉にざわついたの分かる。
“ほっこり”から“波乱”への切り替え方が見事すぎた。
玄一の言葉が残す余韻、「欲しがることにしてみます」
玄一(及川光博さん)のセリフ、「欲しいものは、ちゃんと欲しがらないと一生手に入らない」って、シンプルだけど強い。
誰かを好きになること、諦めないこと。
どんな立場でも“欲しがる”って勇気だよね。
玄一の優しさは、押しつけじゃなく“希望の形”として描かれてて、心が温かくなる。
そして、それを見つめる索(手越祐也さん)とほたる(白鳥玉季さん)の視線が、それぞれの未来を暗示してる感じ。
静かな夜のドラマなのに、言葉がちゃんと残る。
まとめ
第1話は、優しさと衝撃のバランスが完璧だった。
玄一(及川光博さん)の真っすぐな言葉と、索(手越祐也さん)やほたる(白鳥玉季さん)のリアクションが全部リアル。
“家族でも恋人でもない3人”が作る空間に、まだ名前のない温もりがあった。
ラストの「私、あなたを買います」は衝撃だけど、そこに込められた想いもきっと重い。
次の展開、怖いけど気になる。
日曜の夜が、少しざわつくドラマになった。
(こころん)