『ぼくたちん家』第4話、“なくなったってことは、あったってこと”が優しさの連鎖すぎた(感想)(ネタバレがあります)

本ページはプロモーションが含まれています

第4話、心がまるごと温められた。
玄一(及川光博さん)が放った「なくなったってことは、あったってこと」という言葉が、ドラマの中心で静かに光ってた。
索(手越祐也さん)からほたる(白鳥玉季さん)へ、その言葉が渡っていく流れがあまりにも綺麗で、まるで心のバトンみたい。
悲しみや喪失をやさしく包むドラマって、こういうことなんだと思った。

玄一(及川光博さん)の“あった”という救いの言葉

索(手越祐也さん)が初恋の話をしたとき、玄一(及川光博さん)の表情がふっと柔らかくなった瞬間。
「でも、なくなったってことは、あったってことですからね」って静かに言った声が、本当に優しかった。
悲しみを否定しないで、ちゃんと“存在したこと”を肯定してくれる。
この一言に、玄一という人の生き方が詰まってる気がした。
ミッチーの穏やかな声のトーンが、まるで人肌みたいで泣ける。
傷ついた誰かを“救う”んじゃなく、“受け止める”タイプの優しさ。

索(手越祐也さん)の初恋エピソードが胸に刺さる

「中学のとき、先輩の髭を触って恋に気づいた」なんて告白、言葉にするだけでも勇気がいる。
しかもその髭を1本もらって枕元に置いてたっていうエピソードが、かわいくて切ない。
その“髭”が捨てられた瞬間、恋の証拠まで消えた気がしたという索の気持ちが痛いほどわかる。
だからこそ、玄一の「なくなったってことは、あったってことです」って言葉が真っすぐ届く。
手越さんの表情がとにかく繊細で、いつも強がってる索が少しだけ解けたのが見えた。
このシーン、静かなのに音楽がいらないくらい心に響いた。

ほたる(白鳥玉季さん)の涙と笑顔に救われた

ほたる(白鳥玉季さん)が「全部なくなっちゃいました」と泣くシーン、もう胸がぎゅっとなった。
最悪な父親との思い出も、ちゃんと“楽しかったこともあった”って言えるほたるの強さ。
その言葉を聞いた索(手越祐也さん)が、「なくなったってことは、あったってことだよ」って玄一の言葉をそのまま伝える。
受け取ったほたるが「そっか」って笑った瞬間、世界が少しだけ明るくなったように感じた。
悲しみの中で人の言葉が救いになるって、こういうことなんだと思う。
白鳥玉季さんの笑顔が、本当に奇跡みたいだった。

言葉のバトンがつなぐ“居場所”のドラマ

玄一→索→ほたる。
この言葉のリレーが、「ぼくたちん家」という作品そのものを象徴してる気がした。
血の繋がりじゃなくても、人は優しさで繋がれる。
“社会のすみっこ”にいる3人が、互いの痛みを少しずつ受け止めていく過程が美しい。
このドラマは派手な展開よりも、静かに誰かの心を変えていくタイプ。
“家族”という枠じゃなく、“居場所”を見つける物語になってる。

視聴者の反応もあたたかい

放送後、SNSには「名言すぎて泣いた」「心に刺さった」「優しさのバトンが美しい」って言葉がいっぱい。
中には「玄一の言葉、忘れたくない」「こんな風に言える大人になりたい」なんて声も。
誰かの言葉が誰かを救う、その連鎖をリアルに感じさせてくれる第4話だった。
“なくなった”ことを悲しむだけじゃなく、“あった”ことを誇れる強さ。
玄一の言葉が、きっとこの先も物語の中心にあり続ける。

まとめ

第4話は、優しさの温度を確かめる回だった。
玄一(及川光博さん)の言葉が、索(手越祐也さん)を通して、ほたる(白鳥玉季さん)の笑顔へ届いた。
それがただの名言じゃなく、ちゃんと物語の芯になっているのが素晴らしい。
“なくなったってことは、あったってこと”──この一言に、人が人を想う意味が全部詰まってる。
悲しみの中に灯る小さな光、それが「ぼくたちん家」らしさなんだと思った。
(ちーず姫)

「ぼくたちん家」の関連グッズを楽天ブックスで探す
「ぼくたちん家」の関連グッズをAmazonで探す