僕達はまだその星の校則を知らない 第7話…巌谷先生の優しさと切なさに涙（感想）（ネタバレがあります）

僕達はまだその星の校則を知らない　第7話…巌谷先生の優しさと切なさに涙（感想）（ネタバレがあります）

ドラマ感想

2025.08.27

第7話は見終わったあとも胸がぎゅっとして、しばらく余韻から抜け出せなかった。健治（磯村勇斗さん）がスクールロイヤーとして成長していく姿も心に残るけど、何より巌谷（淵上泰史さん）のエピソードが切なすぎた。教師と生徒の関係について改めて考えさせられる回で、SNSで「巌谷先生は立派」って声が溢れてたのも納得だった。

保健室での相談と島田（北里琉ちゃん）の孤独

健治（磯村勇斗さん）が知恵熱で保健室に倒れ込んだとき、島田聖菜（北里琉ちゃん）が「先生を好きになるのは、罪ですか？」って問いかけるシーン、あまりに真剣でドキッとした。西野恵未さん演じる養護教諭・菊池の話から、島田が同年代の男子を避けていて、保健室登校を続けていることが分かる。精神的に不安定な母親のいる家よりも、学校の片隅にいる方が安心できるっていう現実が重くて、胸が痛んだ。

巌谷（淵上泰史さん）への疑惑と退職の決断

カンニング騒動をめぐって有島（栄莉弥さん）の父親とやり合った直後、巌谷が淫行疑惑で任意同行を求められる展開は衝撃的だった。深夜に補導された島田が巌谷の家に行こうとしてたってだけで一気に疑いの目を向けられるの、あまりに厳しい現実。健治が事情を聞くと、連絡先を交換したのは島田を心配してのことで、キスもされたけど拒まなかったと正直に話す巌谷の姿が誠実で苦しかった。結局、尾碕理事長（稲垣吾郎さん）に退職を促され、責任をとる形で辞めてしまう流れは本当に切なかった。

最後の“うそ”と島田への言葉

健治が巌谷の引っ越しを手伝っているときに、島田が会いに来るシーン。巌谷は「一度も恋愛感情を持ったことはない」と言い切って、親や自分を見返すような大人になれと伝える。淵上泰史さんの静かな演技が胸を打って、最後の“うそ”が逆に彼の優しさを物語っていた。島田のために自分を悪者にしてでも未来を残そうとする姿が尊くて、涙が止まらなかった。

健治（磯村勇斗さん）の成長と仲間たち

健治は巌谷を守ろうと必死で、生徒たちに対しても「事実だけを伝える。巌谷先生を信じて」と言葉をかける場面が印象的だった。堀田真由さん演じる珠々への好意が空回りしてコミカルに見える部分もありつつ、スクールロイヤーとしては確実に成長してる。そのバランスがすごくリアルで、平岩紙さん演じる山田に見抜かれてる様子もなんかほほえましかった。

まとめ

第7話は巌谷（淵上泰史さん）の人柄と生徒への想いがあふれる回で、彼の選択の切なさに胸が締めつけられた。島田（北里琉ちゃん）への最後の言葉は、優しさと苦しさが入り混じっていて本当に心に残る。健治（磯村勇斗さん）が生徒や同僚と向き合う中で成長していく姿も輝いてたし、堀田真由さんや稲垣吾郎さんの存在感も効いていた。教師と生徒の関係、学校を守るための決断、そのすべてが考えさせられる回だった。