第6話、あん(仲間由紀恵さん)が順(小瀧望さん)に向き合うあの瞬間、画面の空気が変わるのが分かって、気付いたら胸がじわっと熱くなってた。
渉(北村有起哉さん)の穏やかな存在感と、家族の記憶が混ざった静かな場の中で、あんの涙だけが異様にまっすぐで、その強さと弱さが同時に押し寄せてきた。
順の優しさの理由がやっと言葉になった気がして、視界が少しだけにじんだ回だった。
おでんパーティーで突然あふれた“本当の気持ち”
永島慎一(草刈正雄さん)とさとこ(阿川佐和子さん)の家で開かれたおでんパーティーは、湯気と笑い声がふわふわ漂ってて、見てる側もほっとする空間だった。
だけどその温かさの中で、順(小瀧望さん)がふっと空気を変えるように「離婚の約束を知ってた」と告白した瞬間、場の温度がスッと下がるのが伝わった。
幼少期からずっと知ってたなんて、どれだけ肩に力を入れて生きてきたんだろうって想像するだけで胸がぎゅっと掴まれる。
渉(北村有起哉さん)の顔が一瞬止まったのも、真実の重さを受け止めた証みたいで苦しかった。
あん(仲間由紀恵さん)の涙が走り出すようにこぼれた瞬間
順を真正面から見つめたあん(仲間由紀恵さん)の目がうるんだ時、時間がゆっくり流れ出したように見えた。
「ごめんなさい。だからあなたはそんな風に優しくって……」と声を震わせながら言う姿は、ただの謝罪じゃなくて、何年分も抱えてきた後悔が一気に溢れたものだった。
順が“いい子”でいようとしたのは事情を分かってたからで、それに気付けなかった自分を責めるあんの涙があまりに痛い。
「天使」と呼んでいた言葉が、急に切ないものに変わってしまって、胸の奥がキリッと重くなった。
“最低”と言い切るあんの言葉が刺さりすぎる
「私、最低。最低だ。あなたをそんな風にしてしまって……ごめんなさい」
この一言が、まるで心の底から絞り出されたみたいで、息を飲んでしまった。
順の優しさに甘えてきた自分の愚かさをちゃんと見つめて、それでも逃げずに向き合おうとする姿は、最低なんて言葉とは真逆。
目が真っ赤なあんの表情には、未熟さと強さが同居してて、演技じゃなく本当の弱さみたいに伝わってきた。
順が黙って受け止めるその横顔も、愛情の積み重ねがにじんでて、言葉じゃ説明できない温度があった。
SNSの反応は“家族の強さ”でいっぱいだった
放送後のSNSには「順が優しいのは愛されてきたから」「あんさん全然最低じゃないよ」みたいな声がたくさん流れてた。
「気付ける親、謝れる親はいい親」というコメントもあって、あのシーンに救われた視聴者が多かったのが分かる。
仲間由紀恵さんの涙の演技に「胸に刺さる」「本気の後悔が伝わった」と反響が広がってて、あの場面がドラマの心臓みたいに扱われていた。
順の優しさも、あんの後悔も、全部が家族の愛の形としてまっすぐ届いた回だった。
まとめ
第6話は、家族の中に長い時間眠っていた気持ちがようやく言葉になった回だった。
あん(仲間由紀恵さん)が順(小瀧望さん)に向けた涙は、弱さじゃなくて“愛の再確認”みたいで、見てる側の胸も静かに熱くなった。
渉(北村有起哉さん)を含めた3人の空気がゆっくり柔らかくなるのがわかって、ただただ静かに涙が出てくる。
自分の過ちと向き合う姿ってこんなに強いんだ、としみじみ心が震えた回だった。
(みかんてぃ)

