第7話、渉(北村有起哉さん)があん(仲間由紀恵さん)に手渡した“離婚後のお金メモ”が静かに刺さって、しばらく動けなかった。
言葉にしない優しさってこういう形で出てくるんだなって思わせる回で、笑えるシーンもあるのに気づけば涙のスイッチが入ってた。
「たそがれステイツ」の家族感もどんどん濃くなっていて、温度の高い回だった。
おでんパーティーで明かされた“約束”が重くのしかかる
永島家のおでんパーティー、ワイワイしてるはずなのに、順(小瀧望さん)が「離婚の約束を知ってた」と打ち明ける瞬間に空気がすっと変わった。
小さかった頃から、家族の行く先を知っていた子どもの気持ちを考えると胸がぎゅっとなる。
渉(北村有起哉さん)もあん(仲間由紀恵さん)も涙が止まらなくて、その姿にこっちまで泣きそうになった。
3階に戻って、あんがゆず(近藤華さん)に「いつ気づいてた?」って探るように聞く場面も、心の揺れがそのまま伝わってくる。
家族の間に長く染みついていた“決められていた未来”がやっと言葉になって、重いのにどこかホッとする空気もあった。
渉(北村有起哉さん)が手渡した“お金のメモ”の優しさが反則
寝室で渉があんに差し出したメモ。
そこには“離婚後、あんが困らないように”っていう気遣いがぎっしり詰まっていて、言葉には出さないけど“大事に思ってる”のが全部伝わる。
「貧しくなるのは絶対嫌だから」って、静かな声で言う渉の表情が優しすぎて涙がこぼれそう。
離婚を前提にしてるのに、愛情みたいなものがずっとそこに残ってるのが切なくて温かい。
関係が変わることを受け入れながらも、相手の未来を守ろうとするって、本当に強い。
ゆず(近藤華さん)の映像制作、カオスなのに尊くてかわいい
キッチンカーを諦めた奈央(小野花梨さん)と志保(石井杏奈さん)。
それを見たゆず(近藤華さん)が「一日だけ借りて撮影しよ!」って全力で動く姿、マジで愛おしい。
現場はわちゃわちゃで、てきぱき仕切るゆずの声がずっと飛んでるのに、不思議とあたたかさしかない。
できた映像を奈央と志保に見せる瞬間も、ちょっと照れてる感じがかわいくて、夢の続きをまた押し出してくれてるのがわかる。
“仲間の夢を雑に扱わない”っていう気持ちが画面から漏れてくるみたいだった。
会社での“呼び出し事件”が思ったより可愛いオチだった
大事な書類を忘れたと連絡されたあん。
慌てて会社まで届けたのに、山崎(高田夏帆さん)に「重要じゃないですよ」って言われて、肩の力が抜けるような気まずさ。
しかも山崎が「見せびらかしたかったのでは?」と言ってきた時の、あんの呆れ顔がリアルすぎた。
会議を終えた渉が急いで戻ってきて、あんと山崎が談笑してるのを見てほっとしてる顔がまた良い。
食堂で“あの時こうだったね”って話す流れが、離婚を控えてるとは思えないくらい柔らかくて、空気が優しい。
ままごとで泣く渉の姿が心をまるごと動かす
翌日、永島家で凛(和智柚葉さん)と真(山本弓月さん)にままごとをさせられる渉。
遊びながらも育児・家事の大変さに気づいて、涙をぽろぽろ流す姿に心臓がぎゅっと掴まれた。
きっと今まで気づけなかった部分が、一気に形になって胸に迫ってきたんだろうなって感じる。
ここを経て、渉の中の“あんへの理解”がさらに深くなっていくのがわかる。
奈央と志保、まさかの“レンタルキッチンカー”に涙のハッピー
断念したはずのキッチンカーが、まさかのレンタルという形で実現。
店員さんの「使ってほしい」って言葉が優しすぎて泣く。
奈央と志保が報告に来た時の「たそがれステイツ」の全員の喜びがほんとに家族みたいで、温度が一気に明るくなるのが好き。
夢って、こうやって形を変えて戻ってくることあるんだなって思わせてくれる流れだった。
まとめ
第7話は、渉(北村有起哉さん)の変化がゆっくり、でも確実に胸に染みてくる回だった。
あん(仲間由紀恵さん)との距離が、離婚を前にして逆に深まっていく感じが不思議で温かい。
ゆず(近藤華さん)の行動力、奈央(小野花梨さん)と志保(石井杏奈さん)の夢の再点灯、永島家の優しさまで全部が合わさって“人が寄り添うこと”の意味を強く感じた。
涙も笑いもいっぱいだったのに、見終わったあとは優しい余韻が残る回だった。
(ゆめのん)

