『ちょっとだけエスパー』最終話、文人の能力が分からなすぎて頭フル回転(感想)(ネタバレがあります)

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第9話、最終話って分かってたのに、終わり方が想像の外すぎて一瞬ぼーっとした。
文太(大泉洋さん)のいつもの温度感に安心してたら、ラストで一気にSF濃度が上がる。
特に文人(岡田将生さん)のエスパーが何なのか、最後まで明言されなかったのが逆に刺さる。
見終わったあと、感情より先に考察が頭を占領してくるタイプの最終話だった。

文人(岡田将生さん)が背負ってきた10年分の覚悟

四季(宮崎あおいさん)が10年後に死ぬ未来を変えるため、文人が「兆」として介入してきた時間は重い。
誰にも感情を見せないようで、全部一人で背負ってきた感じがずっとあった。
最終話でその理由がはっきりしたことで、文人の行動が一気に腑に落ちる。
冷静に見える選択の裏に、強すぎる想いがあったのが分かって苦しくなる。

白い男・京(麿赤兒さん)の正体が明かされた瞬間

自分を「京」と名乗る白い男が、2070年の文人だと分かった瞬間、空気が変わった。
第5話で市松たちを消した存在が、未来の文人だった事実が重すぎる。
同じ人間なのに、立場も考え方もまるで違うのが怖い。
岡田将生さんの演じ分けを思い返すと、ここに全部つながってたんだってなる。

34人と市松たちを救うための同時進行

クリスマスマーケットの事故という最悪の未来を利用した殺害計画。
兆(岡田将生さん)のやり方は冷酷なのに、目的は「未来を守る」こと。
文太(大泉洋さん)たちは、命を数字で扱わない姿勢を最後まで崩さなかった。
この対比が、このドラマの軸だった気がする。

パネル落下後に消えた4人が残した謎

四季と文人を救ったあと、文太、円寂(高畑淳子さん)、桜介(ディーン・フジオカさん)、半蔵(宇野祥平さん)が消える展開。
姿を消す能力は4人にはないから、どう考えても京の介入。
その場に舞った桜の花びらが、ただの演出に見えなくなる。
ここで初めて、文人のエスパーが何なのか分からなくなる。

文人のエスパーは何だったのか問題

「ちょっとだけ未来に送る能力?」
「瞬間移動?」
「季節を先取りする力?」
雪や花びらが降る描写も含めて、どれもありそうで決めきれない。
四季を大切に思う気持ちが能力の形になってる説も、かなりしっくりくる。

Eカプセル発言が生む新たな疑問

市松(北村匠海さん)が言っていた「副作用を止める薬を作る」という言葉。
これを思い出すと、兆には能力がなく、京には能力がある理由も気になってくる。
未来で何が変わったのか、法律なのか、薬なのか。
最終話なのに、考察が広がり続ける構造がすごい。

まとめ

最終話は、全部を説明しないことで物語を終わらせた回だった。
文太(大泉洋さん)の人間味と、文人(岡田将生さん)の選択が最後まで対照的。
答えがないからこそ、視聴者それぞれの考えが残る。
終わったのに、まだこの世界について考えてしまう余韻が強い。
(ちーず姫)