『ちょっとだけエスパー』、第8話の空気えぐすぎて胸がしめつけられた(感想)(ネタバレがあります)

本ページはプロモーションが含まれています

本日予約開始のコミック本を楽天ブックスでチェック
90日以内に発売予定の最新コミック本をAmazonでチェック

第8話、最初のワンシーンからもう落ち着かない。
文太(大泉洋さん)が笑おうとしても、心が軋む音がこっちまで届くみたいで、画面の空気がなんか重たい。
四季(宮崎あおいさん)との距離感も、ふっと触れば崩れちゃいそうな繊細さで、言葉より沈黙のほうが刺さる。
ほのぼのしてた頃が一瞬で遠くなるくらい、物語が急に深いところに潜っていく感じがすごかった。

兆(岡田将生さん)の正体が未来からの映像って分かった瞬間のぞわっと感

2055年から“映像として存在してる”兆(岡田将生さん)の説明が静かに落ちてきた瞬間、思考が止まった。
四季(宮崎あおいさん)の未来を救うためだけに、過去改ざんする覚悟を背負ってるなんて、ただの社長の威圧感じゃ説明つかない。
その使命のために、桜介(ディーン・フジオカさん)や円寂(高畑淳子さん)、半蔵(宇野祥平さん)を容赦なく解雇してくるのも怖い。
でも文太(大泉洋さん)にだけはミッションを渡すの、信頼と依存が混ざったような独特の圧があった。
のどが少し詰まるような感覚がずっと残った。

文太(大泉洋さん)が拒んでも、逃れられない“最後のミッション”

「やるはずがないだろ!」って文太が声を荒げても、兆(岡田将生さん)は表情ひとつ変えずに「あなたしかいない」と言い切る。
その硬さが妙に静かで、逆に怖い。
四季に未来の記憶をインストールするナノレセプターを“もう一度飲ませる”なんて、ただの任務じゃなくて、心を削る行為だってすぐわかる。
未来の分岐点、ジャンクションで間違った選択をしないように仕込むなんて、運命をねじ曲げる行為そのもの。
文太が誰より優しいからこそ、この任務が残酷に見えた。

江の島デートが甘さと痛みを同時に刺してくる

四季(宮崎あおいさん)が「行かなくていい」と言った瞬間、胸がぎゅっとした。
文太(大泉洋さん)は「行って、記憶を上書きしよう」と優しい声で誘うけど、その裏にある本音は涙の味がしそうなくらい苦い。
江の島で楽しむ2人の姿は一見ほのぼのなのに、ふいによみがえる“文人との記憶”が四季の目に影を落とす。
楽しさと切なさが同時に押し寄せてくる空気で、景色の明るさが逆に残酷だった。
笑っていても、心の奥で誰かが泣いてるみたいな気配がずっとついて回った。

「四季さんってやめて!」の一言で空気が変わる

文太の「四季さんの心の声…」にかぶせるように飛んできた四季の「四季さんってやめて!」。
あの瞬間、2人の間に薄いガラスみたいな壁がパリンと割れた気がした。
文太が「あなたの“ぶんちゃん”は俺じゃあない」と言ったとき、声は静かなのに刃物みたいな鋭さがあって、胸にずんと響く。
四季が夢で見ていた事故の真実も明かされて、ただの恋の痛みじゃなくて、命をまたぐほどの重たい因縁だと分かった。
兆(岡田将生さん)の「あなたも四季を愛しているから」という言葉が、急に残酷な宣告に聞こえた。

「飲みたくない」に返した文太の言葉が重い、苦い、でも優しい

四季(宮崎あおいさん)が「飲みたくない」と弱く呟いたとき、文太(大泉洋さん)は耐える代わりに、あえて突き放す言葉を選んだ。
「あなたが重い。重かった。私には過ぎたミッションでした。」
声は冷たいのに、涙をこらえてるのがにじんで、言葉の温度がバラバラなのが逆にリアル。
四季の「愛してる。あなたもそうでしょ?」の心の声も「聞こえない」と嘘をつく。
それでも、文太の目は全部語ってた。
愛してるから切り離すしかないっていう、言葉にならない悲しさが画面いっぱいに広がってた。

視聴者の反応も感情大渋滞レベル

「顔で笑って心で泣く芝居がうますぎる」
「大泉洋の背中の芝居、しびれた」
「感情が漏れちゃう演技がよすぎ」
SNSがこんな感じで大荒れしてて、共感しかなかった。
文太が涙をこぼしたとき、こっちまで胸の奥がきゅっと縮むようだった。
野木亜紀子さんが言っていた“大泉さんの哀愁”ってこういうことなんだって実感させられた回だった。

ラストの四季、Eカプセルぼりぼりで運命さらにカオスへ

静かに泣いて終わるのかと思っていたら、四季(宮崎あおいさん)がまさかのEカプセルをむさぼる展開。
その瞬間、兆(岡田将生さん)のディシジョンツリーが乱れ始めて、未来が一気に不確定になる。
文太の選んだ愛、兆の信念、四季の願い。
この3つが同時に揺れだすの、次への緊張感がすごい。
最終回前の回とは思えない濃度で、心がずっとざわざわしてた。

まとめ

第8話は、優しさと痛みを同時に飲み込む回だった。
文太(大泉洋さん)が選んだ決断は、誰より愛してるからこその別れの形で、四季(宮崎あおいさん)の涙も兆(岡田将生さん)の想いも全部が複雑に絡まって胸に残った。
静かな声、こぼれる涙、言えない本音。
どれも深くて、見終わったあとも心がしばらく動けなかった。
この先の結末、怖いのに気になって仕方ない。
(ゆめのん)