第4話、空気が一瞬でゆるむタイプの赤面シーンがきた。
佐々木智也(中村蒼さん)が真面目すぎて、もう逆に面白い。
推理ドラマのように勢いよく真実を語ったあと、全部勘違いでしたっていうオチの清々しさ。
薫(波瑠さん)と向かい合う緊張感が一瞬でコメディに転ぶ瞬間、あれクセになる。
SNSで「ササエルかわいすぎ!」って流れてきたのも納得。
“ササエル”こと智也(中村蒼さん)、暴走する正義感
名門私立小学校の教師・佐々木智也(中村蒼さん)は、真面目の権化みたいな人。
生徒と保護者に全力で向き合う姿勢はまぶしいけど、その熱が時々空回りする。
今回、受け持ちのいろは(池村碧彩ちゃん)の母・薫(波瑠さん)に「あなた、花村薫さんですよね?」と詰め寄るシーン、緊張で手汗出た。
家庭教師時代の教え子だったと気付いた瞬間の智也の表情、完全に刑事ドラマの主人公。
でもそこからの妄想推理が盛大に外れていく展開、見事だった。
薫(波瑠さん)と茉海恵(川栄李奈さん)の二重構造が光る
薫(波瑠さん)が“いろはの母親”として学校に通っているけど、実は茉海恵(川栄李奈さん)とは別人。
その関係性の複雑さが、今回の誤解劇をより面白くしてた。
智也(中村蒼さん)が「RAINBOWLABはフロント企業で、人身売買組織かも!?」とか本気で言っちゃうの、もはや天才の方向性がずれてる。
薫が冷静に「ニセの母親は私の意思でやってます」って返すところ、落ち着きすぎて逆に笑える。
波瑠さんの目線の芝居、感情を抑えた中でツッコミのキレがあった。
“完璧な推理”の大外れ、そして赤面タイム
「このことは上に報告させていただきます」って去った後の、1人反省会シーン。
「完璧な推理だと思ったのに全然違った。めちゃくちゃ恥ずかしい」って顔真っ赤にして言う智也(中村蒼さん)、可愛すぎる。
先生というより、生徒みたいなリアクションで場面がふっと明るくなる。
それまでの張りつめた空気が、一気にやわらぐ。
このギャップ、まさに“ササエル”ブランドの真骨頂。
竜馬(向井康二さん)の存在感もじわる
いろはの父を名乗る竜馬(向井康二さん)は、今回ほとんど静かな登場なのに空気を支配してた。
智也(中村蒼さん)が疑う根拠になったのも、竜馬の不穏な雰囲気があったからこそ。
一言も声を荒げず、淡々とした口調なのに、背中の温度が低い。
この人の正体、絶対まだ何かある。
次回以降の鍵を握るのは、彼と“ササエル”の再会かもしれない。
SNSの盛り上がり、「ササエルかわいい」で大合唱
放送後、「ササエルの推理ハズレすぎて愛しい」「へっぽこ探偵ササエル」「完璧な推理だと思ってたのにって可愛すぎ」と、SNSは笑顔だらけ。
真面目キャラが全力で空振る瞬間って、こんなに癒やされるんだなと思った。
サスペンス要素が強いこのドラマで、唯一ほっと息ができる存在。
中村蒼さんの演技、絶妙に天然でリアルすぎる。
第4話は“笑って癒やされるミステリー回”として語り継がれそう。
まとめ
第4話は、推理のズレと人間味のバランスが最高だった。
智也(中村蒼さん)の暴走と赤面が、作品全体を柔らかくしてくれた気がする。
薫(波瑠さん)と茉海恵(川栄李奈さん)の関係もいよいよ核心に近づきつつ、竜馬(向井康二さん)の影が深まる。
笑って終わったのに、どこか不穏さも残るのがこのドラマの魅力。
“ササエル”がまた勘違いしてくれることを、密かに期待してる。
(みかんてぃ)

