『フェイクマミー』第3話、紅茶会でコーヒーを選ぶ女たちの静かな反逆(感想)(ネタバレがあります)

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第3話、ママ友の会話って、笑顔の下にいろんな温度がある。
花村薫(波瑠さん)と本橋さゆり(田中みな実さん)が並んで座ってるだけで、画面の空気がちょっと張りつめる。
あの“紅茶が美味しいお店”でのやり取り、ただのカフェシーンじゃなくて、権力とバランスの駆け引きだった。
コーヒー一杯が、あんなに強く見える瞬間ってなかなかない。

「オリジナルティーブレンドが1800円!」で始まる違和感

行事委員として打ち合わせに参加する薫(波瑠さん)とさゆり(田中みな実さん)。
柳和会の九条玲香(野呂佳代さん)と、その取り巻きの園田美羽(橋本マナミさん)、白河詩織(中田クルミさん)が座る店。
薫がメニューを開いて驚く「1800円」の紅茶。
一瞬で“この店では何を頼むかがステータスになる”って空気が伝わる。
九条の「紅茶がおいしいの」に続く完璧な笑顔も、どこか試すような視線。
この時点で、すでに小さな支配が始まってる。

「私はアイスコーヒーで」――さゆりの一言で空気が変わった

本橋さゆり(田中みな実さん)が、紅茶をスルーしてコーヒーを頼んだ瞬間。
あの小さな台詞が、空気を一瞬で変えた。
薫(波瑠さん)が続けて「じゃあ私もホットコーヒーにします」と言った流れも最高だった。
九条たちの「コーヒー……」の間、あれがこのドラマの真骨頂。
表情は笑ってるのに、心の声が読めそうなほどピリピリしてた。
SNSでも「コーヒー行くの強すぎ」「同調圧力に屈しない2人最高」と絶賛。
一見何でもない注文が、こんなにドラマチックになるのが『フェイクマミー』らしさ。

“紅茶派”と“コーヒー派”、ただの嗜好じゃない構図

九条(野呂佳代さん)たちが選ぶ紅茶は“品格の象徴”。
一方で、さゆり(田中みな実さん)と薫(波瑠さん)のコーヒーは“自分の意思”。
この2つの飲み物が、完全に立場を表してる。
特にさゆりは、笑顔で対抗するタイプ。
アイスコーヒーとフルーツサンドを頼む声が軽やかなのに、裏で誰よりも計算してるようにも見える。
「田中みな実が大人しくしてるわけない」というSNSの声、わかりすぎる。
あの注文、ただの反骨じゃなくて、静かな宣戦布告に感じた。

“同調圧力”の中で揺れる薫の視線

薫(波瑠さん)は、明るく見えて実は一番場の空気を読んでる。
それでも、さゆりの言葉に乗るようにコーヒーを選んだ。
この“合わせる勇気”が、彼女の優しさであり強さ。
紅茶組の空気に合わせるほうが楽なのに、そうしなかった。
この瞬間から、薫とさゆりの関係が「ママ友」から「戦友」っぽく変わっていく。
その微妙な絆の芽生えが、すごく自然だった。

「田中みな実が演じる“いい人”」ほど信用できない説

さゆり(田中みな実さん)って、今のところ完璧すぎる。
でもその完璧さが、逆に怖い。
SNSの「絶対ただのいい人じゃない」って声、完全に一致。
コーヒーを選んだ彼女の笑顔は、自由にも見えるし、挑発にも見える。
田中みな実さんの“静かな圧”が、回を重ねるごとに強まっていく。
次の爆弾、きっと彼女が持ってる。

まとめ

第3話は、コーヒー一杯で人間関係を描き切った回。
花村薫(波瑠さん)と本橋さゆり(田中みな実さん)の関係が、ただのママ友を超えていく予感しかしない。
紅茶派とコーヒー派、表向きは嗜好の違いだけど、実際は価値観の宣言。
波瑠さんの小さな笑顔も、田中みな実さんの視線の動きも、全部が心理戦。
「フェイクマミー」、やっぱり一筋縄じゃいかない。
(みかんてぃ)

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