『フェイクマミー』最終話、伊豆デートを公表する男が強すぎた(感想)(ネタバレがあります)

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最終話、空気がやっと落ち着いたと思ったら、別方向から心を撃ち抜かれた。
薫(波瑠さん)と茉海恵(川栄李奈さん)の物語がちゃんと前に進んだ安心感の中で、まさかの竜馬ターン。
静かに終わるのかと思いきや、最後に残ったのはドキッとする余韻。
このドラマ、最後まで油断させてくれなかった。

いろは(池村碧彩ちゃん)を守る改革が実現した最終話

いろはの退学処分が取り消された知らせは、素直にほっとした。
代理保護者制度が導入されて、薫がまた保護者として学校に行けるようになったのも大きい。
「手作りじゃなきゃダメ」という価値観が見直されて、既製品も選べるようになったのが象徴的。
誰かを排除するルールじゃなく、選択肢を増やす方向に変わったのが、この物語の答えだった気がする。

竜馬(向井康二さん)の様子が最初から怪しい

皆で集まった場面で、竜馬がどこか落ち着かないのがすぐ分かる。
茉海恵からのお誘いに即答できない時点で、もう察する。
薫の方をちらっと気にしながら言葉を選んでる感じが、妙にリアル。
隠す気はないけど、タイミングを探してる空気があった。

堂々と告げられた伊豆デートの破壊力

「実は俺たち、次の休み、予定があるんです」。
この一言を、みんなの前で言えるのが強い。
しかも行き先が静岡・西伊豆。
誤魔化しゼロ、逃げ道なしのデート宣言に、一気に場の温度が上がった。
竜馬(向井康二さん)の真っ直ぐさが、ここで一気に開花した感じがする。

「守るって約束した」の一言が効きすぎる

安全運転の話から自然に出てくる、「お母さんとも約束した」という流れ。
「薫さんを守るって」。
この言葉を薫の目を見て言うのがずるい。
それに対して薫(波瑠さん)が「信じてますから」と返すのも、関係性ができあがってる証拠。
説明しすぎないのに、ちゃんと大人同士の信頼が伝わるやり取りだった。

SNSがざわついた理由が一瞬で分かる

伊豆デート編を求める声が一気に出るのも当然。
これまで積み上げてきた距離感が、ここで一気に形になった。
竜馬がただの優しい人じゃなく、「選んで行動する人」だって分かるラスト。
スピンオフやスペシャルを期待したくなる余韻が残る。

まとめ

最終話は、問題解決だけじゃなく、その先の未来を見せてくれた回だった。
薫(波瑠さん)と茉海恵(川栄李奈さん)が築いた場所に、竜馬(向井康二さん)が自然に並ぶ。
伊豆デートの約束は、その象徴みたいなシーン。
終わったのに、まだ続きがある気がしてしまう。
この後の時間を想像させてくれる、やさしい締めくくりだった。
(みかんてぃ)